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手間が掛かる個別株

株式投資の心構え
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 こんにちは、積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)や個人型確定拠出年金(iDeCo)をフル活用し、eMAXIS Slim 全世界株(オルカン)など低コストインデックス型投資信託、個人向け国債変動10に分散投資をするといった基本に忠実な投資戦略が徐々に浸透してきています。良心的な専門家や先輩投信ブロガーの功績だと思います。一方、株式投資関係の本や雑誌、ネット記事には個別株を徹底分析し、億以上の資産を築き上げたとする「サクセスストーリー」がいまだに取り上げられます。個別株投資はインデックス投資と比べ物にならないぐらい、手間と時間がかかります。難易度はけた違いに高いです。それでも報われるとは限りません。

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報われるとは限らない

 個別株投資は1銘柄に投資をする場合、投資先の企業が経営破綻したらゼロやほぼ無価値になってしまう可能性が十分にあり得ます。大企業も例外ではありません。2000年代後半には米投資銀行大手リーマン・ブラザーズが破綻し上場廃止になりました。日本でも日本航空(日航、JAL)が2010年代初頭に一度上場廃止になっています。かつて日本一の安定優良高配当株で知られた東京電力は、福島第一原発事故と避難者への巨額賠償、廃炉の問題で株価は原発事故前の半値にも遠く及んでいません。米国株にせよ、日本株にせよ最低十数銘柄に分散投資をするのが基本です。個別株投資では作業が膨大です。日頃から四季報を手元に各銘柄の指標やニュース、長期金利動向の確認が欠かせません。年4回発表される決算発表も営業利益、当期純利益、株価収益率、株価純資産倍率、自己資本利益率、営業キャッシュフロー、配当金額、配当性向、自社株買いの有無など様々なデータをチェックし、分析が欠かせません。1社でも相当な手間になるのに10数社に及んだら気が遠くなる作業に感じてなりません。インデックス投資とは比べ物にならないぐらいの作業時間が取られます。しかも、報われるとは限りません。プロの機関投資家でも株価指数に勝つのは極めて困難です。個人投資家が機関投資家以上の分析ができ投資行動もうまくいくとは到底思えません。確かに一部の個人投資家はインデックス投資では考えられないような爆発的な利益を出す可能性もあります。しかし、一部の成功者の影では多くのモノ言わぬ退場者がいることを忘れてはいけません。

 このブログに来ていただき、最後まで読んで下さり、ありがとうございます。筆者は個別株投資のように銘柄分析に膨大な時間を割く余裕はありませんので、インデックス投資をしていきます。

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