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インデックス投信強いが…

モーニングスターランキング7月 株式投資の心構え
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 こんにちは、でんです。モーニングスター社が毎月集計している大手インターネット証券会社3社の投資信託積み立て契約件数ランキング7月版が公表されました。積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)対象の低コストインデックス型投資信託がトップ10のうち八つを占めました。一方で前回ランク外だったレバレッジ(ブル)型投資信託が二つ入りました。好調な相場を背景に投資家が強気になっている傾向が出ているとみます。金融庁も注意を呼び掛けていますが、レバレッジ・インバース(ベア)型ファンドは長期投資には全く適しておらず、短期売買向けの商品です。※今回のトップ10は同率が発生したため、11商品です。

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ランキングの集計方法

 ランキングは、定期的に月次投資信託積み立て契約件数トップ10を公表している楽天証券、SBI証券、マネックス証券の公開情報を元にモーニングスター社が集計しているとのことです。各社ランキングの1位に10点、2位9点、3位8点…、10位1点とし、3社のランキング10位までのファンドの点数を出したそうです。満点で30点となります。

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強いSlimシリーズ

モーニングスターランキング7月

 上位入賞投資信託は上の表の通りです。eMAXIS Slim(Slim)シリーズは4商品がランキング入りし、根強い強さを見せました。1位の米国株式(S&P500)は26点を集めました。各証券会社で10点満点に対して平均8.67点を集めており、不動のトップです。2位の全世界株式(オールカントリー)は22点(平均7.33点)でした。安定した人気です。いずれも7カ月連続のワンツーです。5位に先進国株式、8位タイに新興国株式が入っています。SBI・Vシリーズも2商品が入りました。S&P500インデックス・ファンド(SBIVOO)が3位、全米株式インデックス・ファンド(SBIVTI)が8位タイです。特にSBIVTIはSBI証券のみの扱いですので、平均得点で比較すると2位相当になります。いずれも信託報酬が年0.2%未満で、年0.1%を下回っているものもあります。

レバレッジ型投信も…

ブルベア金融庁注意②

 レバレッジ型投信もランキングに入りました。SBI日本株4.3ブル(SBI4.3)が6位タイ、iFreeレバレッジNASDAQ100(レバナス)が8位タイでした。 SBI4.3は日々の値動きが国内株式市場の変動率の4.3倍の値動きを目指します。レバナスはNASDAQ100指数の日々の値動きの2倍の成績を目標とします。2日目以降はずれが生じます。 SBI4.3、レバナスともに一方的に対象株価指数が上昇すれば大きな上昇率が見込めますが、予想を外せば大きな下落率になります。加えて上下を繰り返す相場がくれば、レバレッジをかければかけるほど対象株価指数に成績が劣後します。信託報酬もインデックス型投資信託に比べて大幅に高く、長期になればなるほどリスクに見合わない商品になる傾向が強いです。株式でギャンブルを楽しみたい人や短期間で利益を出したい人向けの商品で、長期投資には全く適さない商品です。

 このブログに来ていただき、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

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