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オルカンは静か、中身は大荒れ

オルカンは静か 株式投資の心構え
イメージはChatGPTで生成
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 米国の大手取引所運営会社や金融系通信社によると、米国株では指数全体の値動きが比較的落ち着いている一方、個別株の値動きはかなり激しくなっているといいます。S&P500構成銘柄の平均的な予想変動率を示す指標は高水準にある一方、S&P500全体の予想変動率を示すVIX、いわゆる恐怖指数は低い水準にあります。一見すると少し不思議ですが、理由の一つは銘柄同士の相関が低くなっていることです。ある企業の株価が大きく下落しても、別の企業が大幅上昇すれば、指数全体では互いの値動きが打ち消されます。人工知能(AI)関連株などを巡って激しい資金移動が起きても、上昇銘柄と下落銘柄がばらばらに動けば、S&P500全体は意外なほど静かに見えます。

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分散投資の効果

オルカンは静か
イメージはChatGPTで生成

 これは分散投資の効果が実際に働いている例ともいえます。S&P500の話をそのままオルカンへ当てはめることはできませんが、時価総額加重平均型で世界中の多数の企業を保有する全世界株式インデックスファンドも、一部企業の激しい値動きを他の銘柄によって薄める仕組みは同じです。だからといって、「最近オルカンがあまり動かないからリスクが小さくなった」と考えるのは違います。現在は個別銘柄が別々の方向へ動くことで値動きが相殺されているだけかもしれません。金融危機などで市場全体に不安が広がれば、普段は別々に動いていた銘柄が一斉に下落することがあります。銘柄間の相関が急上昇すれば、分散された指数でも大きく下落します。リスクが消えたのではなく、リスク同士が現在は打ち消し合っていると考える方が近いです。今回のデータは、分散効果を疑う材料ではありません。むしろ分散がきちんと機能しているから指数が穏やかに見えるという話です。ただ、その状態が永遠に続く保証はありません。「長期分散低コスト」に合致する全世界株式インデックスファンドを受け入れられるリスクの範囲内で保有し、個人向け国債変動10年やMRF、普通預貯金などの無リスク資産との配分を守る。指数が静かな時も大きく荒れる時も、結局やることは同じだと思います。

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