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万人向けバランスファンドは?

楽天DC年金表紙 株式投資の心構え
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 こんにちは、株式と債券など複数の資産にまとめて投資できるバランスファンドを扱った記事が27日付日経朝刊「マネーのまなび」に掲載されました。バランスファンドの特徴や種類、メリット、デメリットなどがQ&A形式で紹介されています。記事では国内と先進国の株式、国内と先進国の債券を均等に投資する4資産均等型を基本としていました。確かに年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)と同じ配分で投資ができ、多くの運用会社が扱っています。コストが極めて割高な傾向にある一定の期限に向けて資産配分を変更していく「ターゲットイヤー型」や相場に合わせて資産配分を変えるタイプに比べれば全然まともです。しかし、4資産均等型など「〇資産均等型」は国内株式など世界の時価総額に占める割合が小さい資産に対し多くの割合を割いてしまういびつな形になっています。全世界の株式と債券に、それぞれの資産内でおおむね時価総額通りの配分で投資ができるバランスファンドが一番万人向けだと思います。

 

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割合もコストも王道

バランス型投資信託の機能 株・債券に分散、比率を調整 - 日本経済新聞
長期の資産形成では様々な資産にお金を分散するのが鉄則です。少額で分散させる方法の一つが投資信託の活用です。中でも「バランス型」と呼ばれる投信は、1本で国内外の株や債券などに幅広く投資するのと同様の運用ができます。Q バランス型の投信とはどの...

該当記事は日経電子版でも読めます(該当記事は有料記事ですが会員登録すれば月1本まで無料で読めます。楽天証券に口座を開設し取引アプリをダウンロードすれば日経テレコンから無料で読めます)

 記事の詳しい内容は27日付日経朝刊または日経電子版などでご覧ください。バランスファンドの基本的な内容が分かりやすく記されています。世界中の株式や債券に時価総額通りに投資ができるバランスファンドは資産割合の面で万人向けかつ王道ですが、実は種類は多くありません。さらに低コストまでをも満たすのは限られています。楽天・インデックス・バランスファンドシリーズ(楽天バランス、楽天DC年金含む)が以上の条件を兼ね備えています。楽天バランスはファンド内で米バンガード社の全世界株上場投資信託(ETF、VT)と全世界投資適格債券インデックスファンドに投資をしています。全世界債券部分は為替ヘッジをかけ、為替リスクを低減しています。長期の資産運用で株式は為替ヘッジ不要と考えますが、リスクの中で為替リスクが占める割合が大きい債券は為替ヘッジが基本的にあった方がいいと考えます。楽天バランスは「株式70%・債券30%」(株式重視型)、「株式・債券50%」(均等型)、「株式30%・債券70%」(債券重視型)の3種類があります。なお、楽天証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)で指定運用方法対象商品の楽天DC年金は株式15%、債券85%です。売買手数料無料、信託財産留保額がかかりません。信託報酬は年0.211%(株式重視型)~年0.223%(債券重視型)です。なお、楽天DC年金は信託報酬年0.162%です。株式重視型が26日現在で純資産総額277億円、楽天DC年金が215億円集めていますが、他のシリーズはそこまでの純資産総額規模がありません(ただし、繰り上げ償還になるレベルでは全然ありません)。日本国内のバランスファンドで現状、一番基本に忠実かつ王道と思いますが、思うほど人気を集めていません。

 

 

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