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つみたてNISAに区分変更を

NISAの抜本的拡充 株式投資の心構え
金融庁が2023年度税制改正要望に盛り込んだNISAの抜本的拡充(金融庁ホームページより)
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 こんにちは、10月から来年分の少額投資非課税制度(NISA)の区分変更受付が始まっています。今年既に一般NISAで投資をしたり、ロールオーバーをしたりしていたため、つみたてNISAへの変更ができなかった人はぜひ手続きを忘れないでください。手続きを忘れてしまって来年にNISA枠で投資をしてしまうと一般NISAでの投資を継続してしまいます。ほとんどの人にとって、つみたてNISAではなく、敢えて一般NISAを選択する理由はありません。ましてや、つみたてNISAから一般NISAに区分変更する合理性は全くもってないとさえ言えます。今回は主に何となく一般NISAを選んでしまった人を対象とした記事です。

※ロールオーバーをするなどの理由で意図して一般NISAでいいというならば、もちろん話は別です。

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最低20年ほしい

敗者のゲーム新書版株式・債券・現金収益率
敗者のゲーム第8版より

 つみたてNISAは年間投資可能額が40万円で、20年間非課税運用できます。これに対し、一般NISAは年間投資可能額が120万円ですが、非課税運用期間は5年です。ロールオーバーすれば10年になりますが、ロールオーバーした分の投資枠は消費されてしまいます。非課税期間は明確につみたてNISAが長く優位です。広く分散された全世界株や全米株、S&P500、先進国株のインデックス型投資信託は運用期間が長期になればなるほど年平均リターンがプラスになる可能性が極めて高まり、マイナスになる可能性は極めて低くなります。一般NISAの非課税期間の5年、ロールオーバーした場合の10年では投資期間として不十分です。つみたてNISAの非課税期間の20年は最低ほしいです。さらに、年間投資可能額120万円は使い切れない人が決して少なくないと思います。なお、金融庁はNISA拡充案を2023年度税制改正要望に盛り込んでいます。NISA拡充案ではつみたてNISAを基本とし、NISA制度恒久化と非課税保有期間恒久化などを求めています。さらに、レバナスなど金融派生商品(デリバティブ)取引を主とした投資信託を長期の資産形成に適さないとして、NISA制度で投資対象外とする方針です。拡充NISAは2024年1月からの施行を目指しています。

金融庁のNISA拡充案を取り上げた当ブログの記事です

楽天証券はつみたてNISA対象で低コストの全世界株、全米株、S&P500、先進国株のインデックス型投資信託を多数揃えています。

 

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