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大物新人の全米株投信(FoY選外の優良投信番外編)

SBIVTI目論見書表紙 Fund of the Year
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 こんにちは、でんです。本当によいと思える投資信託を投票で選ぶ「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2020(FoY)」で惜しくも入賞できませんでしたが、優良またはコンセプトが面白いと思う投資信託や上場投資信託(ETF)を取り上げる連載です。今回は番外編です。あす6月29日から設定されるSBI・V・全米株式インデックス・ファンド(SBIVTI)です。全米株価指数に連動する米国ETFのVTIに投資する低コストで優秀なインデックスファンドです。

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つみたてNISA対象に

  • 米国市場全体に投資
  • 手数料格安
  • 今年設定投信最大の大物
SBIVTI目論見書手数料
SBIVTI目論見書仕組み
VTI③
SBIVTIの投資先のVTIの組み入れ上位銘柄

 SBIVTIは米国ETFのVTIを通じて米国株約4,000銘柄に時価総額に応じて投資しており、米国市場ほぼ全てをカバーしています。売買手数料や信託財産留保額はかからず、信託報酬年0.0938%と最安クラスの投資信託です。月次レポートや決算を経ていないので断言はできませんが同じシリーズのSBI・V・S&P500インデックス・ファンド(SBIVOO)が分配金を出していないため、SBIVTIも分配金は出さないとみられます。仮に分配金が出なければ、ファンド内で配当課税を繰り延べる形で配当再投資されるため、効率的な複利運用ができます。投資先のVTIの組み入れ上位銘柄はアップルやアルファベット(グーグル)、マイクロソフトなどGAFAMと呼ばれる大型ハイテク銘柄が上位に多いです。組み入れ構成業種はおおむねバランスが取れています。SBIVTIは今年新規設定の投資信託の中で、一番の大物だと思います。金融庁は6月15日、SBIVTIを積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)対象の指定インデックス投資信託に追加しました。なお、取り扱いがあるのはSBI証券だけです。

お勧め投資信託に加わる可能性大

SBIVTI目論見書表紙

 SBIVTIは今後の純資産総額の伸びや株価指数への連動度合い、分配金の取り扱い、実質費用などを見極めてからですが、当ブログのお勧め投資信託に加わる可能性は大きいです。これだけ低コストで全米株価指数に連動する投資信託を買えるのはかなりの魅力です。ただ、この投資信託に乗り換える上での注意点がいくつかあるので挙げます。eMAXIS Slimシリーズや楽天・バンガードシリーズなどの低コストインデックス型投資信託や長期間保有している投資信託から乗り換える場合、すでに保有している投資信託を売却してしまうと信託報酬を削減する分よりもはるかに大きい譲渡益課税が課せられる可能性が大きいです。また、つみたてNISAで保有していた投資信託を売却した場合は譲渡益課税はかかりませんが、今後10数年から20年近くまで続くはずだった売却してしまった分の非課税枠は2度と復活しません。税制面で大きな不利益を被ってしまいます。正直言ってeMAXIS Slimシリーズも楽天・バンガードシリーズもSBI・Vシリーズに勝るとも劣らない優秀な投資信託には変わりありません。特にeMAXIS Slimシリーズとのコストの差はないと言っても過言ではありません。乗り換える場合は、くれぐれも上記の点を注意しましょう。それでも乗り換える時には多くの場合、すでにあるインデックス型投資信託を保有したまま積み立て設定をストップし、新たに今後はSBIVTIを積み立てか一括で購入していく形にした方がいいと思います。

 このブログに来ていただき、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。SBIVTIには筆者個人も注目し、期待しています。

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