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新NISAも「長期分散低コスト」

NISA恒久化イメージ 株式投資の心構え
NISAの抜本的拡充・恒久化イメージ(金融庁資料より引用)
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 こんにちは、2月13日の「NISAの日」に合わせ、SBI証券が少額投資非課税制度(NISA)セミナーの配信をしました。NISA制度や確定拠出年金(DC)制度に精通している竹川美奈子氏とモーニングスター社長の朝倉智也氏が講師で、筆者もオンラインで聴講しました。新NISA制度の概要説明や新NISAでの運用商品の組み合わせ(ポートフォリオ)案が示されました。「長期分散低コスト」を満たした全世界株インデックス型投資信託に投資をするのが基本という見解が示されました。筆者も全くもって同意です。

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新NISAは全額つみたて枠で埋められる

NISA恒久化イメージ
NISAの抜本的拡充・恒久化イメージ(金融庁資料より引用)

 竹川氏は新NISA制度の概要を一つ一つ丁寧に説明しました。つみたて枠は従来のつみたてNISAを引き継ぐ制度であるのに対し、成長投資枠は一定の要件を満たした投資信託、上場投資信託(ETF)、個別株、不動産投資信託(REIT)に投資をできる点を挙げました。①信託期間が20年未満②毎月決算(毎月分配)型③ヘッジ目的以外で金融派生商品(デリバティブ)取引④整理・管理銘柄-が投資対象から除外されると付け加えました。成長投資枠でもつみたて枠対象投資信託に投資ができ、つみたて枠だけで生涯投資上限額1,800万円を埋められると述べました。国が準備する厚生年金や国民年金といった公的年金保険を1階、企業が準備する退職一時金や確定給付企業年金(DB)、企業型確定拠出年金(企業型DC)を2階、自分で準備するiDeCoやNISA(新NISA)を3階とし、「自分のケースに当てはめて考えるのが大切」と強調しました。本当に竹川氏の新NISAに対応した解説本の出版を待たれます。現在、制度をち密に確認して本出版に向けて準備中とのことです。

【SBI証券口座開設ページ】

 

低コストの全世界株インデックス投信

オルカン表紙

 朝倉氏は新NISAのポートフォリオ案について講演しました。冒頭で基本的な考え方として「無理のない範囲で投資を始めて運用し、楽しく使っていく。ここまでで全てワンセット」と訴えました。昨今の物価上昇などで実施的な現金の価値が減っている現象を紹介し、インフレに強い株式に運用する必要性を述べました。S&P500指数の運用年数別のデータを紹介し、長期間運用すればマイナスリターンになる可能性が減るとしました(筆者による注釈:広く分散された全世界株などの長期投資でマイナスリターンになる可能性は確かに減りますが、一方で運用成績のブレ幅は大きくなるのでその意味ではリスクは大きくなります。マイナスリターンの可能性が減る=リスクが小さくなるではありません)。積み立て枠も成長投資枠も低コストの全世界株インデックス型投資信託に投資するのが基本と強調しました。具体的な投資対象候補として、eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)、SBI・全世界株式インデックス・ファンド(雪だるま)、SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド(SBIVT)を挙げました。朝倉氏が経営するモーニングスターはSBIグループで、しかもSBI証券のセミナーなのでSBIアセットマネジメント(AM)の商品が多くなるのは愛嬌です(笑)でも、この3本はいずれも低コストで全世界株に時価総額通りに投資ができる極めて優秀な投資信託です。加えて、SBI系推しの中でも紹介されたオルカンはやはり基本かつ王道の投資信託です。

【お勧め投資本】

 

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