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バンガード、初の米国籍ETF閉鎖…

株式投資の心構え
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 こんにちは、米資産運用会社バンガード社は、米国籍のアクティブ型上場投資信託(ETF)のバンガードUSリクイディティー・ファクターETF(VFLQ)を閉鎖し11月に繰り上げ償還します。9月26日同社が発表し、ブルームバーグのウェブ版で報じられました。報道によると、2018年の運用開始以降、規模を拡大できなかったといいます。バンガード社の米国籍ETFの閉鎖は、2001年に全米株価指数連動型のバンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)を設定して以降、初めてだといいます。VFLQは維持管理費(信託報酬)が年0.13%とアクティブ型では超低コストです。しかも、バンガードのブランド力もあったのに関わらず、繰り上げ償還に追い込まれました。投資家がアクティブ型ETFや投資信託を選択する難しさを感じるニュースでした。

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世界最強の資産運用会社でも…

 バンガードは米国籍ETF80本超を運用し、資産総額計約1兆8,000億ドル(約260兆円)に上ります。ブラックロック社、スパイダー社と並ぶ世界三大資産会社と知られています。超低コストのインデックス型投資信託を多数上場しています。VTI(信託報酬年0.03%)をはじめ、全世界株価指数連動型のバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT、信託報酬年0.08%)、S&P500指数連動型のバンガード・S&P500ETF(VOO、信託報酬年0.03%)などが知られています。報道によると、今回繰り上げ償還されるVFLQは流動性が低い銘柄に伴うプレミアムの活用を目指すETFとされています。流動性の低い銘柄で、大量成行発注による「板飛び」が発生した際に出る適正価格との差益などを狙うようなファンドでしょうか。正直言ってよく分かりません。いくら信託報酬が安くても「よく分からない」のでそもそも筆者には手出しできません。少なくとも、楽天証券では扱いがないようです。運用資産は3,970万ドル(約57億円)だったようです。ちなみに、東証ETFや日本の投資信託ならば、もっと小さい規模でも生き残っています。世界最強の運用会社の低コスト米国籍ETFでも繰り上げ償還になることがあるんだと少し驚いたニュースでした。バンガード社のETFからならば、やはりVTIかVTが第一選択肢になります。もちろん、VOOもとても優秀な商品です。

ブルームバーグの該当記事があるページです。

バンガード、米国籍ETFを初めて閉鎖へ-規模拡大できず
米資産運用会社バンガード・グループは米国籍の上場投資信託(ETF)の一つを初めて閉鎖する。

 楽天証券は積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)対象の低コストインデックス型投資信託を多数取り扱っています。投資信託は全て購入時手数料が無料です。米国ETFも業界最多水準の15銘柄が買い付け手数料無料となっています。記事で取り上げたVTI、VT、VOOも対象です。

 

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