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「オルカン高配当」登場へ 

オルカン高配当 株式投資の心構え
イメージはChatGPTで生成
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 三菱UFJアセットマネジメントは、eMAXIS 高配当全世界株式(オール・カントリー)の「資産成長型」と「配当払出型」を2026年9月30日に設定します。いわば「オルカン高配当」です。運用管理費用(信託報酬)は年0.165%以内(税込み)、購入時手数料はなく、為替ヘッジは原則として行いません。NISAでは成長投資枠の対象となる予定です。連動を目指すのはMSCI ACWI High Dividend Yield Indexです。通常のオルカンが連動するMSCI ACWIを親指数として、先進国・新興国の大型株・中型株から高配当銘柄を選びます。2026年7月末時点では713銘柄、指数配当利回りは3.27%です。ただし、この指数は単純に「配当利回りが高い順」に並べて買うものではありません。平均を上回る配当利回りに加え、配当の持続性や過去の配当成長、企業の収益力や財務面なども確認し、いわゆる「高配当だけど危ない会社」をある程度ふるい落とす思想が入っています。そのうえで、構成銘柄は基本的に浮動株調整後時価総額で加重し、特定企業への集中を抑える上限も設けます。均等加重型ではなく、時価総額加重を基本に高配当・クオリティへ傾けた指数です。

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国内最強の「シーゲル投信」になりうるか

https://www.am.mufg.jp/assets/pdf/fund/254980s_260826.pdf?utm_source=chatgpt.com

 個人的に「シーゲル投信」と呼びたくなる条件は、おおまかに三つあります。信託報酬が十分に低いこと、広く分散された高配当株または配当成長株の指数に連動すること、そして得た配当をファンド内で再投資することです。この意味では、特に資産成長型がかなり面白いです。世界700銘柄超へ分散し、信託報酬は年0.165%以内。年1回決算で、分配を抑えてファンド内で収益を再投資し、資産成長を目指す設計です。課税口座では、投資家段階の国内課税を売却時などまで繰り延べやすく、複利運用との相性も良いです。海外で発生する源泉課税まで消えるわけではありませんが、「低コスト・広範分散・高配当・内部再投資」という点では、かなりシーゲル投信らしい商品だと思います。時価総額加重平均型の全世界株式高配当株価指数に連動している点も考えれば、国内最強のシーゲル投信にさえなりえるかもしれません。一方、配当払出型は年4回決算で分配金を払い出します。定期的な現金収入を求める人には分かりやすいでしょうが、個人的には少し残念です。資産形成期なら、配当をファンド内で再投資して複利を効かせ、必要な時に必要な分だけ自分で売却する方が合理的だと思っています。

興味があってもよく確認してからでOK

オルカン高配当
イメージはChatGPTで生成

 ただ、執筆者自身は、特に高配当株へ傾けたいという明確な理由がなければ、普通のオルカンで十分だと思っています。通常のオルカンは世界市場そのものに近い時価総額加重型で、より低コストです。「高配当」という看板だけで乗り換える必要はありません。さらに、この商品は設定されたばかりです。実際に指数へきちんと連動した運用ができているか、トラッキング差がどの程度か、信託報酬以外を含む総経費率や実質コストが抑えられているかは、運用開始後でなければ分かりません。純資産総額がどこまで伸びるか、十分な規模を確保して安定運用できるかも確認したいところです。そのため、設定日に飛びつく必要はないと思います。数カ月から1年程度、運用実績、実質コスト、純資産総額の伸びなどを確認してから検討しても全く遅くありません。「オルカン高配当」の資産成長型は、条件だけを見るとかなり完成度の高い「シーゲル投信」候補です。ただし、普通のオルカンより高配当株へ意図的に傾けた別の商品です。商品の思想に納得し、実際の運用も問題ないことを確認したうえで選ぶのがいいと思います。

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