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オルカン、トップ5浮上!

投信純資産総額2022年11月末 株式投資の心構え
11月末現在の国内追加型株式投資信託純資産総額トップ20(日経電子版より引用)
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 こんにちは、上場投資信託(ETF)を除く国内公募追加型株式投資信託の2022年11月末時点の純資産総額ランキングでトップ20入りしている投資信託で、積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)対象のインデックス型の4本は全てトップ10入りしています。特にeMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)は7,638億円と前月比246億円プラスとして5位に浮上しました。日経電子版が7日、報じました。11月は株式市場が低調かつ円高ドル安に振れ、純資産総額を減らした投資信託が多かった中、オルカンはしっかりと資産を増加させています。長期目線で毎月積み立て投資や一括投資をしている投資家が特に多いことがうかがえると思います。

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最も基本に忠実な投資信託

オルカン表紙
11月末の投信残高、減少目立つ 円安トレンド反転 - 日本経済新聞
11月の投資信託は、大規模なファンドで純資産総額(残高)の減少が目立った。国内公募の追加型株式投信(上場投資信託=ETF=を除く)で11月末時点の残高上位20本に入ったファンドのうち、16本は前月末より残高が減った。11月の外国為替市場で円...

 オルカンは全世界株価指数のMSCI ACWIに連動し、世界47カ国・地域の大・中型株式約2,860銘柄に時価総額通りに投資をしています。最も基本に忠実な投資信託です。米国が60%超を占め、以下数%程度の割合で日本、英国、カナダ、フランス、中国などと続いていきます。信託期間(運用期間)は無期限で、いつでも投資できます。楽天証券やSBI証券などのインターネット証券会社ならば、100円から購入可能です。取引手数料は無料で、信託財産留保額はかかりません。維持管理費(信託報酬)は年0.1144%以内です。純資産総額500億円以上1,000億円未満の部分、1,000億円以上の部分はわずかですが信託報酬が安くなっています。設定以来分配金は出しておらず、ファンド内で配当金を再投資しています。配当課税を繰り延べる形で効率的な複利運用を可能としています。また、ファンド内で配当金が再投資されるため、つみたてNISAや一般NISA、ジュニアNISAの年間投資上限枠を追加消費されることはありません。

「マンガお金は寝かせて増やしなさい」(水瀬ケンイチ著)はインデックス投資と個人向け国債変動10年への基本に忠実な投資を20年以上続け、資産1億円超の「億り人」になった水瀬ケンイチ氏の経験と知見が詰まった日本人にとってのインデックス投資のバイブルです。マンガ版になり、より万人に読みやすい内容になりました。

 

SlimS&P500、首位奪取目前

投信純資産総額2022年11月末
11月末現在の国内追加型株式投資信託純資産総額トップ20(日経電子版より引用)

 トップ10に入っている4本はオルカン以外では、eMAXIS Slim 米国株式が1兆6,301億円で前月比147億円マイナスの2位としています。トップとの差は昨年末の8,000億円から1,502億円にまで急接近しています。首位奪取は目前です。楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)は7,423億円と前月比127億円減の6位、SBI・V・S&P500インデックス・ファンド(SBIVOO)は7,263億円と前月比103億円減の7位でした。トップ10入りしている4本はいずれも、低コストかつ全世界株、S&P500、全米株といった基軸となる時価総額加重平均型の株価指数に連動しており、長期の資産形成に極めて適しています。つみたてNISAや個人型確定拠出年金(iDeCo)で運用の中軸に据えるのにふさわしい投資信託です。

楽天証券はつみたてNISA対象の低コストインデックス型投資信託を多数揃えています。文中のオルカンやeMAXIS Slim 米国株式、楽天VTIも当然投資できます。

 

SBI証券はつみたてNISAの低コストインデックス型投資信託を幅広くそろえます。文中のオルカン、eMAXIS Slim 米国株式、楽天VTIに加え、SBIVOOも取り扱っています。

 

まだまだはびこる「悪霊」毎月分配型投信

 純資産総額ランキングトップ20には、毎月分配型(毎月決算型)投資信託はじめとする合法ぼったくり極悪投資信託が複数残り続けています。本当にたちの悪い「悪霊」のようにしつこいです。購入するだけで1~3%程度の手数料が発生し、毎年1~2%超の信託報酬がかかり続けます。つみたてNISA対象の低コストインデックス型投資信託ならば、売買手数料は無料で信託報酬は年0.1未満~年0.2%程度であるのに比べて極めてコストが高いです。特に毎月分配型投資信託は複利運用の原則にも反する最悪な劣悪金融商品であり、投資家から手数料を巻き上げるだけの悪徳投資信託と言っても過言ではありません。いかなる理由があろうと投資する価値は一切ありません。強引に分配金を生み出すために元本から取り崩すタコ足配当(分配)が当然のように行われています。さらに、多くの人にとって理解しがたい金融派生商品(デリバティブ)取引を駆使したタイプが多いです。老後の取り崩し期には毎月分配型投資信託は存在意義があるなんて意見もありますが、売り手側が浅ましい猿知恵を働かせた屁理屈に過ぎません。低コストインデックス型投資信託で証券会社の定率売却サービスを活用したり、必要額をその都度売却したりすれば済む話です。他にはETFに投資をし、諸経費を控除した配当・利子のみを原資とした健全な形で分配金を得る手もあります。購入コストや維持コストがボッタクリレベルにかかる毎月分配型投資信託を使う余地は一切ありません。

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