日銀は16日、短期政策金利を0.75%から1.0%に引き上げました。1995年以来の高水準で、31年ぶりの1%台です。国内外の新聞社、通信社が報じました。報道によると、円安や物価上昇、中東情勢に伴うエネルギー価格上昇への警戒が背景にあるとされています。金利のある世界に戻ってきたと言えば聞こえはいいですが、長く超低金利に慣れた日本からすれば、なかなか大きな転換といえるかもしれません。
投資方針は変えない

ただ、個人投資家の投資方針に大きな影響を与える話ではありません。金利が上がれば、預貯金や個人向け国債変動10年、MRFなどの利回りには追い風です。一方で、株式や債券、不動産、為替にはさまざまな影響が出ます。しかし、今後の株価や為替、長期金利がどう動くかを正確に読むのは困難です。日銀の利上げを見て、慌てて株式を売ったり、逆に銀行株式や円資産に全振りしたりする必要はないと思います。大切なのは、受け入れられるリスクの範囲内でリスク資産と無リスク資産の配分を守ることです。リスク資産は「長期、分散、低コスト」を満たす時価総額加重平均型の全世界株式インデックスファンドを中心に考えれば、おおむね分かりやすいです。無リスク資産は、個人向け国債変動10年やMRF、普通預貯金などです。金利上昇で無リスク資産の魅力が少し増したとしても、リスク許容度を超えて配分を動かす話ではありません。

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