こんにちは、でんです。個人投資家が証券会社の宣伝やうたい文句に惑わされず、自分たちにとって本当によいと思える投資信託を投票で選ぶ「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2021(FoY)」でランキング入りした投資信託や上場投資信託(ETF)を不定期連載で紹介しています。第18回目はSBI・全世界株式インデックス・ファンド(SBI雪だるま)です。おおむね全世界の株式を時価総額通りに投資できるよう全米株価指数、米国除く先進国株価指数、新興国株価指数に連動するETFを組み合わせて投資する全世界株投資信託です。
VTIなどを組み合わせ投資
SBI雪だるまは米国株60%、米国除く先進国株30%、新興国株10%の比率で投資をしています。米国株は全米株価指数連動のバンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)、米国除く先進国株は米国除く先進国株価指数連動のSPDRポートフォリオ・先進国株式(除く米国)ETF(SPDW)、新興国株は新興国株価指数連動のSPDRポートフォリオ・新興国株式ETF(SPEM)にファンド内で投資をしています。いずれも米国の低コストETFです。維持管理費(信託報酬)はVTIが年0.03%、SPDWが年0.04%、SPEMが年0.11%です。VTIはETFで世界トップクラスの純資産総額を誇り、信託報酬も世界最低水準です。知名度も世界トップクラスです。SPDW、SPEMは信託報酬が非常に安く米国本国では有名ですが、日本ではあまりよく知られていません。運用会社のスパイダー社はVTIを管理するバンガード社と並ぶ規模を誇ります。月次レポートを見れば、上位の国別比率はおおむね世界の時価総額通りです。信託報酬は運用先のETFの信託報酬に雪だるまの経費率を加え、計年0.1101%です。売買手数料や信託財産留保額はかかりません。積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)対象で、SBI証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)で扱っています。設定来分配金を出しておらず、配当課税を繰り延べることで効率的な複利運用が可能になります。
有力な選択肢の一つ
SBI雪だるまは極めて低コストかつ、純資産総額も600億円程度と十分な規模があります。分配金を出さずにファンド内で再投資している点も複利運用の観点で有利です。運用の主軸先の候補として有力な1本です。日本を含む全世界株に時価総額通りに投資をするならば、雪だるまはeMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)、楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天全世界株)、SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド(SBIVT)が選択肢になると思います。このブログに来ていただき、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
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