こんにちは、でんです。本当によいと思える投資信託を投票で選ぶ「投信ブロガーが選ぶ！ Fund of the Year 2020（FoY）」で惜しくも入賞できませんでしたが、優良またはコンセプトが面白いと思う投資信託や上場投資信託（ETF）を取り上げる連載です。第３回目は楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド（楽天VYM）です。米国大型株の高配当株式を時価総額通りに組み入れる高配当株価指数に連動する投資信託です。高配当とうたっていますが、分配金を出さずにファンド内で配当金を自動再投資しています。
米国大型優良株が中心
- VYMに投資
- ブルーチップが多い
- 経費率が格安
楽天VYMは米国大型株の高配当株価指数FTSEハイディビデンド・イールド・インデックスに連動する米国ETFのバンガード・米国高配当株式ETF（VYM）に投資しています（指数から不動産投資信託＜REIT＞は除かれています）。VYMの投資銘柄数は約400で、組み入れ上位はJPモルガンやジョンソン・エンド・ジョンソン、プロクター・アンド・ギャンブル（P&G）、エクソンモービル、AT＆Tなどいわゆるブルーチップ（優良株）が並びます。業種別構成比は金融が22.4％とトップで、以下ヘルスケア13.2％、生活必需品12.5％と続き、ハイテク業種の割合は少ないです。配当利回りは３％程度です。楽天VYMの信託報酬は年0.192%で、売買手数料はかかりません。純資産総額は46億円ですが、右肩上がりで成長しています。分配金を出さずに配当金をファンド内で自動再投資しているため、効率的な運用ができます。ちなみに、積み立て型少額投資非課税制度（つみたてNISA）対象投資信託ではありません。
面白い優良投信
高配当株価指数に連動する投資信託なのに、分配金を出さずにファンド内で配当再投資して効率的な複利運用をするというコンセプトは面白いと考えます。筆者が知る限り米国高配当株価指数に連動する国内唯一の低コスト投資信託です。米国株で配当金再投資を前提に高配当株投資をする場合、第一選択肢になります。VYMを直接買い付けるよりも、売買・為替手数料や配当課税の繰り延べ、効率の面から有利と言えます。ただ、米国の高配当株に投資して分配金をほしいならばVYMなどの米国高配当株式ETFか高配当の優良個別株を買うしかありません。株式投資の主軸は米国株や全世界株のインデックスファンドですが、サブ的に保有するのに向いていると思います。
このブログに来ていただき、最後まで読んで下さり、ありがとうございます。今後も機会を見てFоY選外の優良投信やETFを取り上げていきます。
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