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NISA「不稼働」の人は注意!

NISA恒久化イメージ 株式投資の心構え
NISAの抜本的拡充・恒久化イメージ(金融庁資料より引用)
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 こんにちは、新少額投資非課税制度(新NISA)の開始まであと2カ月余りに迫っています。日経電子版が「新NISA、今年あと10週間で整える準備」と題した記事の中で、現行のNISA口座を金融機関に開設したものの、運用をしていない「不稼働口座」状態にある人に注意を呼び掛けています。日経電子版によると、金融庁の統計データで現行のNISA開設後に1円も投資をしていない人の口座は一般NISAの半分、つみたてNISAの3割程度に上るといいます。日経電子版の記事の通り、現行のNISA口座を既に開設している人は、何も手続きをしなければ開設先の金融機関のまま自動的に新NISA口座が開設されます。どの金融機関で開設したか忘れている人も一定数いると記しています。実は私自身も「自分のNISA口座がどこにあるか忘れた」という人を見聞きしたことがあります。

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リスク許容度と資産バランスを考えるのが大前提

新NISA、今年あと10週間で整える準備 知っ得・お金のトリセツ(128) - 日本経済新聞
気がつけば今年も残りわずか。カレンダー上は残り11週だが、祝日や年末を勘案すると実質的にはもはや10週間ちょっと。びっくりだ。来年、2024年になれば話題沸騰の新しい少額投資非課税制度(NISA)が始まる。スタートダッシュのために今年中にや...

 日経電子版の該当記事は上記リンクの通りです。新NISAが来年から始まるからといって、よく分からいまま焦って飛びつく必要はないと思います。自分のリスク許容度を確認した上で、リスク資産への投資が必要かどうかを自分ごととして考えるのが先だと思います。必要だと思うならば、株式などのリスク資産と個人向け国債や預貯金などの無リスク資産のバランスを考えて決めます。リスク資産の運用では資産形成を支援する国の税制優遇制度である新NISAや個人型確定拠出年金(iDeCo)を可能な限りフル活用していくという話です。その上で現行NISA口座がどの金融機関にあるか忘れてしまったのならば思い出す必要があり、金融機関を変更したいならば所定の手続きを取らなくてはなりません。必要な手続きは日経電子版の該当記事に記されている通りです。なお、私自身は将来のインフレによるお金の価値の低下の可能性などを考えると、多くの人はリスク許容度の範囲内でリスク資産への投資は必要になるのではないかという立場です。リスク資産の投資先は新NISA口座でも現行NISA口座でも、iDeCoでも、課税口座でも時価総額加重平均型の低コスト全世界株式インデックスファンドでおおむねいいと判断しています。無リスク資産は個人向け国債変動10年が現状ではおおむね合理的だと思います。現行のNISAでも新NISAでも楽天証券やSBI証券、マネックス証券といったインターネット証券がだいたいいいと考えています。低コストかつ時価総額加重平均型の全世界株式インデックスファンドに投資ができ、基本的に営業をかけられることがありません。個人向け国債変動10年も簡単に買えます。

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