こんにちは、参院予算委で18日、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)に関する討論があり、「敵の出方論」による暴力革命の可能性を撤回していないとして破防法に基づく国の監視対象となっている某極左政党(旧コミンテルン日本支部)の議員が耳を疑うような暴論を述べていました。GPIFが2001年以降の実質運用利回りが年3.99%と目標の年1.7%を上回っている事実から目標を超えた運用益総額を問うた上で「36兆円上振れしている。今後の人口減少を踏まえれば、積立金の計画的な取り崩しは可能だと思う。少なくとも計画を上回った収益を速やかに年金受給者に還元すべき」と訴えました。GPIFの運用が長期的な目線でリスクと期待リターンを設定し、将来の受給者のために運用している事実を認識しているとは到底思えない噴飯ものの主張としか思えません。資本主義と株式投資を「邪悪」と敵視する「教義」に基づき、GPIFの運用を投機的と的外れな批判を続け、3カ月単位で含み損を出したたびに耳障りな大騒ぎを繰り返していた政党だけに、今回の訴え(笑)は「どの面下げて言っているんだ。恥を知れ」と言われても仕方ないと思います。
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必要な利回りを最低限のリスクで確保
https://www.gpif.go.jp/about/philosophy_04.pdf
https://www.gpif.go.jp/about/philosophy_03.pdf
https://www.gpif.go.jp/gpif/portfolio.html
某極左政党の議員の詳しい訴え(笑)や岸田文雄首相の極めて真っ当な反論などは上記リンクからご覧ください。GPIFは投資原則について①年金事業の運営を安定させるためもっぱら被保険者の利益のために長期的な観点から年金財政上必要な利回りを最低限のリスクで確保することを目指す②資産、地域、時間等を分散して投資することを基本とし短期的には市場価格の変動等はあるものの長い年月を生かしてより安定的かつ効率的に収益を確保し年金給付に必要な流動性を確保-を挙げています。その上で、年1.7%を最低限のリスクで確保することを目標とし、管理・運用しています。国内債券、外国債券、国内株式、外国株式を25%ずつを基本資産配分としています。指数に連動するインデックス運用が中心です。運用にかかっている費用は世界で最も安いとされる投資信託や上場投資信託(ETF)の運用管理費(信託報酬)よりも安いとされています。「長期、分散、低コスト」を実現しています。某極左政党のような著しい知識・理解不足または政治的意図に基づくあおりやデマ、暴論に惑わされないようにしたいです。なお、GPIFのリンクも上に掲載します。
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