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オルカン5連覇(Fund of the Year 2023)

ファンドオブザイヤー2023 Fund of the Year
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 こんにちは、 投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2023(ファンドオブザイヤー)の投票結果発表が20日夜、東京都渋谷区で催され、eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)が2位以下を圧倒的に引き離し、大方の予想通り5連覇の金字塔を打ち立てました。順位算定の基準となったポイントで2位に3倍の大差をつけています。「長期、分散、低コスト」を徹底的に地で行く基本かつ王道の投資信託です。純資産総額も2兆円を超え、日本の国内投資信託純資産総額ランキングで3位につけています。指数との乖離(かいり)率も極めて小さいです。少額投資非課税制度(NISA)を巡り、1日に死去した経済評論家の山崎元氏は「つみたて枠も、成長投資枠もオルカン1本だけに投資すればいい」と言い切っていました。私も、相方も、NISAや課税口座で現在購入しているリスク資産はオルカン1本です。

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祝!スリム除く日本「実質優勝」

ファンドオブザイヤー2023

 ファンドオブザイヤートップ5は【表一番上】の通りです。1位から4位は昨年と同じ順位です。今後も、オルカンの1位と上位4投資信託は基本的には同じ顔ぶれになるのではないかと予想しています。いずれも、低コストかつ運用の基軸となる指数に連動しており、指数との乖離率も小さく、純資産総額も大きく集めています。2位は<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(ニッセイ先進国)です。設定以来、既存の投資信託保有者(受益者)に寄り添い、見捨てることなく、運用管理費(信託報酬)を率先して引き下げ続けてきました。他の運用会社が同じ指数に連動するより低コストの投資信託を新規設定し、既存の受益者を事実上見捨ててきたのとは対照的です(なお、この「一物多価」問題は竹川美奈子氏らが対談、討論した第一部のパネルディスカッションの議題の一つになりました)。こうした運用会社の姿勢が根強い支持を受けているのだと思います。3位はeMAXIS Slim 米国株式です。2023年2月6日にインデックスファンドとして史上初となる純資産総額日本一に輝いたのが記憶に新しいです。現在では3兆円を超え、首位を独走しています。4位はバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)です。世界の時価総額の95%程度をカバーする米国の上場投資信託(ETF)です。インデックスファンドを世に生み出した米バンガード社の超低コストETFです。このETFが果たした功績は色あせず、変わらないと思います。5位にeMAXIS Slim 全世界株式(スリム除く日本)が入りました。オルカンと兄弟といえる投資信託で、文字通り、オルカンから日本株式を除いた投資信託です。「長期、分散、低コスト」に厳格に忠実なのはオルカンである点には一切の異論はありませんし、事実私も今のリスク資産の投資先として一切の迷いがなくオルカンを選択しています。ただ、好きな投資信託はどれかと問われたら、実はスリム除く日本なんです。圧倒的に強い上位4投資信託を除いてトップとなる5位に入ったのは「実質優勝」だと思っています(笑)

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楽天バランスがランクイン!

ファンドオブザイヤー2023
ファンドオブザイヤー2023
ファンドオブザイヤー2023

 ランクインした6位以下の投資信託は【表上から2番目~4番目】の通りです。eMAXIS Slimシリーズが6位に先進国株式、9位に8資産均等型が入っています。トップ10のうち、半数となる5本が入り、シリーズが幅広く支持を集め、ブランディングに成功しているのがうかがえます。8位のたわらノーロード先進国株式(たわら先進国株式)はネット証券だけでなく、全国の多くの信用金庫や一部銀行でも購入ができるのが強みです。「信金で投信に投資するならば、たわら先進国株式を探せ」が言わずと知れた鉄則かつ格言です(笑)「信金といったら、たわら先進国株式!たわら先進国株式といったら信金!奥さん、ここ、メモメモ!!」(みのもんた氏風)オルカンにコスト勝負を挑んだ投資信託の一つ、はじめてのNISA・全世界株式インデックス(のむカン)が13位です。2023年に設定されたばかりで、早くもランクインしました。個人的にうれしいのは、18位に楽天・インデックス・バランス・ファンド均等型(楽天バランス均等型)の名前があったことです。バランスファンドでは、楽天バランスシリーズがコスト面や運用している資産の中身を考えると、最も万人向けだと思います。株式はファンドオブザイヤー4位のVTに投資し、債券は為替ヘッジをかけたバンガード社の全世界債券インデックスファンドに投資をしています。株式、債券ともにおおむね世界の市場平均に近い運用ができます。他のバランスファンドの多くが日本株式や新興国株式、新興国債券、不動産投資信託(REIT)といった世界の時価総額ベースで小さい資産に著しく偏って投資しているとは対照的です。現状、株式重視型と楽天証券個人型確定拠出年金(iDeCo)限定の楽天DC年金以外は、そこまで人気を集めていませんが、もっと人気になっていい投資信託だと思います。

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投票先は…

オルカン国別比率

 私の投票先を公表します。一つ目(配点3)はオルカンです。自らの良心に基づき、他の選択肢はありませんでした。何も足さない、何も引かない、基本かつ王道の投資信託です。二つ目(配点2)はスリム除く日本です。ほぼオルカンと中身は一緒です。そんなに変わりません。なお、私の好みです(笑)三つ目(配点1)は楽天バランス株式重視型です。バランスファンドの中では、文句なしに楽天バランスファンドがコスト面、ファンドの中身を考えると最善の選択肢だと思います。他のアセットクラスより迷わないレベルでです。シリーズから、純資産総額などから、より人気を集めそうと予想した株式重視型を選択しました。結果は楽天バランス均等型が入りましたが、本当にうれしいです。

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