こんにちは、日銀は10月31日に開いた金融政策決定会合で、長期金利操作(イールド・カーブ・コントロール、YCC)の再修正を決め、10年物国債(長期金利)の公開市場操作(指値オペ)の運用を見直して長期金利の事実上の上限だった1%を「めど」とし一定程度超えることを容認します。大筋で29日深夜の日経電子版と30日付日経朝刊1面でトップ記事で報じられた「特ダネ」通りの内容で、国内外の新聞社や通信社が一斉に報じました。報道によると、短期金利のマイナス金利政策や上場投資信託(ETF)買い入れといった大規模な金融緩和策は大枠で維持します。29日深夜の日経電子版での「前打ち」報道を受けて外国為替市場で一時1米ドル148円台にまで円高にふれましたが、31日深夜には反対に一時151円台をつけ1年ぶりの円安水準となりました。報道によると、日銀の政策決定会合でマイナス金利政策を維持したことで、幅広い通貨に対し円売りが膨らんでいるといいます。中央銀行の政策決定は確かに経済や生活に影響は出ますが、世界中の市場平均通りに長期的視点で投資をしていく上においては投資方針を変えうるものではないと思います。目の前の株価や為替の変動に振り回されず、リスク許容度の範囲内で資産配分を守った投資を続けることが大切だと思います。
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「航路を守れ」
日経電子版の主な該当記事(無料記事です)
今の株価や為替変動は時には大きく感じるかもしれません。しかし、恐らくは今よりも運用資産が大きくなっているであろう10年後に振り返れば恐らく誤差程度にしか感じないと思います。20年後にはさらにそう感じると思います。10年後、20年後の株価水準ももしかすると横ばいだったり、下がっていたりするかもしれませんが、今よりも高い水準にある確率の方がはるかに高いと言えます。リスク許容度を超えた投資を無理に続け、株式などのリスク資産の運用を続けられなくなったら、10年後、20年後に極めて高い確率で後悔すると思います。だからこそ、リスク許容度の範囲内で、リスク資産と無リスク資産の配分を守った「航路を守る」投資を淡々と続けていくことが大切だと感じてなりません。なお、リスク資産は時価総額加重平均型で低コストの全世界株式インデックスファンド、無リスク資産は個人向け国債変動10年(変動10)を想定しています。ちなみに、11月募集の変動10の募集金利はさらに上昇すると思います。しかも、通常の債券で起こる金利上昇による債券価格の下落も、為替リスクもありません。
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