こんにちは、「インデックスファンドは確かに効率的かもしれないが、精神的に売りにくい」という「説？」を唱え、定期的に配当金や分配金を払い出す投資信託や上場投資信託（ETF）、高配当株式をやたらと推してくる人がいます。有名な金融系インフルエンサーにも一定数います。正直な感想を言えば、インデックスファンドが精神的に売りにくいという意味が分かりません。普段は低コストかつ時価総額加重平均型の全世界株式インデックスファンドに投資し、投資対象に分配金や配当金を出さずにファンド内で再投資して効率的な複利運用をする無分配型投資信託を選択するのが望ましいと思います。そして、まとまったお金が必要になったら、必要分を淡々と売れば済む話です。高齢者になっても、基本的な考え方は変わらないと思います。自分で判断できなくなったり、取引する指が震えたりする不安があるならば、インターネット証券にある投資信託の「定率売却」や「定額売却」サービスを使えば済む話です。成年後見制度もあります。
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強制的にインカムが出るタイプの方が…
私はこれまで、まとまったお金が必要になった時は、必要に応じて淡々とインデックスファンドなどを売却してきました。分配金が出ないタイプで効率的に運用してきて本当に良かったとさえ思いました。あくまで個人的な想像ですが、仮に私がインカムをありがたがって高配当株式など強制的にインカムを払い出す金融商品に投資をしていたとしたら、もしかしたら「ここで売ってしまったら金の卵を潰してしまう」と考えてしまったかもしれません。インカムを必要以上にありがたがる人にとって、得られるインカムが減ることほど怖いことはないのではないでしょうか。いずれにせよ、インカムばかりをありがたがるのではなく、トータルリターンで考えることが大切だと思います。トータルリターンで考えれば、諸経費を控除した配当・利子のみを原資とした健全な形で分配金を得られるETFはまだしも、元本取り崩しが制度上ありうる分配金を出す非上場投資信託や配当利回りばかりに着目した高配当株式を選択しえないと思います。
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