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トラップだらけの低コスト投信

リベ大タコ足投信 株式投資の心構え
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 こんにちは、日本株式の高配当銘柄を均等に保有する低コストアクティブファンド「SBI日本高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)」(SBI日本高配当株式)が12日に運用を開始しました。確かに売買手数料無料で、運用管理費が年0.099%とこの手のスマートベータやアクティブファンドとして極めて低コストです。しかし、①非上場投資信託で百害あって一利なしの分配金が払い出されるのがほぼ確定②日本株式といった世界の時価総額に占める割合がごくわずかの資産にのみ投資③一定の指標に基づいて配当利回りの高い30銘柄に均等保有と日本株式のなかでも相当偏った資産に集中投資-などの点からトラップ満載の低コスト投資信託と考えます。運用の主軸には到底なり得ず、新少額投資非課税制度(新NISA)とは極めて相性が悪すぎます。毎月分配型や隔月分配型といった極悪非道の投資信託よりははるかにましですが、低コスト以外いいところは皆無と考えていいぐらいです。

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NISAと相性最悪

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 運用会社のSBIアセットマネジメント(SBIAM)によると、SBI日本高配当株式は①東証上場銘柄の時価総額1,000億円程度以上の銘柄から流動性や収益性、株主資本利益率(ROE)等の指標でスクリーニングをし、ガバナンスや将来性を加味して絞り込み②ポートフォリオは等金額投資を基本に配当利回りが市場平均を上回ることを目指し、アクティブ運用に基づき投資判断で銘柄の追加・除外をする③保有銘柄の株価動向やポートフォリオのパフォーマンスを確認④四半期に1度以上の頻度でポートフォリオの継続的な見直しを実施-をポートフォリオ構築の基本プロセスとしています。30銘柄に均等配分する上で、現時点での想定組み入れ銘柄を公開しています。想定組み入れ銘柄によるポートフォリオでは、予想配当利回りが4.57%だそうです。目論見書によると、年4回分配金を原則支払うとありますので、つみたてNISA対象の低コストインデックスファンドのように分配金をファンド内で再投資して効率的な複利運用を実現するのではなく、ほぼ確実に分配金は払い出します。しかも、分配金を出す非上場投資信託は、東証のインデックス上場投資信託(ETF)で制度上認められていない元本から払い出す特別分配金(タコ足配当、タコ足分配)をする危険性があります。新NISAや現行のNISAとの相性は最悪です。分配金を受け取ると配当再投資による複利運用を放棄することになります。一方、分配金を出す投資信託で再投資を選択すると再投資時に新旧NISAの投資枠を消費します。これに対し、分配金をファンド内で再投資している投資信託は新旧NISAの投資枠を一切消費することなく配当再投資による複利運用ができます。なぜか、この投資信託が運用開始前の当初募集期間(12月4日~11日)に、当初募集期間では過去3年間で最大の61億円超を超える資金を集めたとのことです。日本株式の高配当銘柄に投資信託で手軽に投資をしたい人にとっては、ニーズを満たしているのかもしれません。つみたてNISA対象の低コストインデックスファンドに比べて運用効率が著しく落ちたり、極めて極端かつ偏った資産クラスに集中投資したりしていることは理解した上で投資するかどうか判断された方がいいと思います。なお、銀行や対面型証券会社の営業担当者は、SBI日本高配当株式のような投資信託を好む層を「カモネギ」とみて、営業のターゲットとして狙ってくると可能性が高いと思います。

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