こんにちは、でんです。ロボットが自動で資産を運用するロボットアドバイザー（ロボアド）ファンドが人気です。中身は米国の上場投資信託（ETF）を通じ、株式や債券などを個人のリスク耐性に応じたバランスを維持して投資できるものが多いです。自動でリバランスもしてくれます。毎月分配型投資信託のような100％ぼったくりファンドとは言えません。しかし、筆者は手数料やビジネスモデルの面から多くのロボアドを肯定はしない立場です。投信ブロガーの良心に誓って、人に勧めることはできません。
投資している中身はまとも
ロボアドが投資している中身は株式や債券が中心で、ゴールド、不動産投資信託（REIT）にも投資しているものもあります。株式は世界の時価総額通りの配分になるよう投資し、債券は世界の投資適格債券を保有しているものが多いです。数パターンの資産配分から投資家が選んだパターンで投資し、自動でリバランスします。中身はまともです。
手数料やビジネスモデルが…
ロボアドの手数料の相場は多くが信託報酬年１％超です。中身はインデックス型のバランスファンドなのに、アクティブファンド並みの手数料です。はっきり言って手数料負担が重すぎます。加えて、広告宣伝に多くの費用を使っているとしか思えないロボアドもあります。インフルエンサーに高単価マージンを支払って、アフィリエイトを依頼しているケースも見聞きします。大物インフルエンサーが同時期に某ロボアドのアフィリエイトを発信された時には、正直失笑しました。広告費や高単価マージンは最終的に誰が負担しているのでしょうか。投資家から割高な手数料を奪おうとするのではなく、もっと投資家を大切にしてほしです。投資している中身はまともなだけに、割高な手数料とビジネスモデルがもったいないと感じてしまいます。※広告宣伝やアフィリエイトそのものは何ら問題ありません。
低コストのバランスファンドで十分
株式や債券などに投資するインデックス型バランスファンドは、手数料が安いものは売買手数料無料、信託報酬年0.15％～0.25％程度です。ロボアドの相場の４分の１から５分の１以下です。ロボアドのメリットのリバランスはこれらの低コストインデックス型バランスファンドでも受けられます。筆者ならば全世界株と全世界高格付け債券に時価総額通りに投資できる楽天・インデックス・バランス・ファンドシリーズがお勧めです。株式70％、債券30％の株式重視型（信託報酬年0.218％）、株式、債券ともに50％の均等型（信託報酬年0.222％）、株式30％、債券70％の債券重視型（信託報酬年0.226％）を選べます。いずれも、もちろん売買手数料無料でかつ積み立て型少額投資非課税制度（つみたてNISA）対象となっています。これに対し、他の多くの低コストインデックス型バランスファンドは日本株と先進国株、新興国株が均等なパターンが多く、日本株や新興国株に偏った配分になっています。※バランスファンドはつみたてNISAなどの税制優遇口座でなく、特定口座などの課税口座で保有するのを勧めます。税制優遇口座は株式100％で運用するのが基本です。
今回は3,000円投資できました
先週の広島カープは３勝３敗でした。よって3,000円をeMAXIS Slim 米国株式（S&P500）に投資しました。なんか、週間成績は五分なのですが、すごく多くの金額を投資できると錯覚してしまいます。ずっと1,000円台続きだったので。次回はさらに多く投資できたらうれしいです。
このブログに来て頂き、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。今回は少し厳しい書き方になってしまいました。ロボアドの多くは投資している中身はまともなだけに、手数料とビジネスモデルが本当にもったいないと感じます。
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