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米国株式の全てを保有(Fund of the Year⑳完)

VTI① Fund of the Year
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 こんにちは、でんです。本当によいと思える投資信託を投票で選ぶ「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2020」でランキング入りした投資信託を不定期に紹介します。最終回の第20回目は米国上場投資信託(ETF)のバンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)です。1本で米国上場企業のほぼ全てを時価総額の配分通りに保有できます。

FOY.11~20
20位にVTIが入った
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米国市場全てをカバー

  • 組み入れ銘柄数は3500以上
  • 信託報酬格安年0.03%
  • 日本の証券会社から購入可
楽天VTI月次レポート②
VTI②

 VTIは全米株価指数(CRSP US トータル・マーケット・インデックス)に連動し、米国上場企業ほぼ全てをカバーします。組み入れ銘柄は3,500以上です。信託報酬は格安で年0.03%です。組み入れ上位銘柄はGAFAMといったここ10年の米国株市場をけん引してきたハイテク株となっています。業種別構成比はおおむねバランスが取れています。楽天証券やSBI証券、マネックス証券などで購入可能です。なお、これら3証券では購入手数料が実質無料になっています。VTIを日本で投資信託化したのが楽天・全米株価式インデックス・ファンド(楽天VTI)です。少額購入や積み立て購入、分配金を再投資するならば楽天VTIの方が便利です。VTIは分配金を課税された上で手動再投資しなければならないですが、楽天VTIは配当金を分配金として出さずにファンド内で再投資しているため、税制上も手間も効率的に配当金再投資ができます。数億円以上の一括投資や分配金を得たいならばVTIが有利です。

米国ETFで一押し

VTI①

 当ブログは米国ETFの中で、VTIを一押ししています。個人的には全世界株価指数に連動するバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)と共に双璧をなすと思っています。VTIは米国の大・中・小型株とすべてをカバーできます。米国株ETFの中で分散度はナンバーワンです。S&P500指数に連動するVOOやIVVも素晴らしいETFですが、VTIの方がより好みです。ちなみに、VTI、VOO、IVVの信託報酬は同じです。

当ブログ初の連載完了

 今回を持ちまして、当ブログ初の連載が完了しました。Fund of the Year 2020で入賞した投資信託やETFを筆者の視点で紹介したいという思いで不定期で続けてきました。一部の入賞投資信託に対し、辛口評価をしてしまいましたが、多くの投資信託やETFは低コストで、連動する株価指数も王道です。長期投資に適した優秀な投資信託やETFが揃っていると改めて感じました。先輩投信ブロガーの目利きはさすがだと心より敬意を表します。読んで下さった読者の皆様、先輩投信ブロガー各氏、Fund of the Yearに携わったすべての方々、素晴らしいファンドを世に出してくださった運用会社、販売会社、信託銀行にこの場を借りて御礼を申し上げます。

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