こんにちは、でんです。所得税や住民税を負担する程度の所得を得て、借入可能額いっぱいで住宅ローンを組んでいない人にとって個人型確定拠出年金（iDeCo）は有力な資産形成の手段となります。今回は加入者数が一番多いとされるSBI証券のiDeCoを例に運用戦略を考えます。以前紹介した楽天証券やマネックス証券でも考え方は同じです。米国株や全世界株のインデックス型投資信託を中心に運用していきます。
インデックス型投資信託で
- 米国株や全世界株
- 日本含む全世界株も再現可
- 終盤はバランスファンドもあり
SBI証券でも信託報酬が安い（低コスト）の米国株や全世界株のインデックス型投資信託があります。お勧めの商品はマネックス証券に極めて似ています。米国株ではeMAXIS Slim 米国株式（SlimS&P500、信託報酬年0.0968%以内）、全世界株ではeMAXIS Slim 全世界株式（Slim除く日本、信託報酬年0.1144%以内）が第一選択肢になります。どちらも、当ブログで繰り返し紹介してきた超優良ファンドです。日本を含めた全世界株式インデックスファンドに投資したい場合は選択肢が複数あります。代表的な例ですと、Slim除く日本を95～90％、eMAXIS Slim 国内株式（SlimTOPIX、信託報酬年0.154%）を５～10％の比率で保有する方法です。SBI証券iDeCoで扱っていないeMAXIS Slim 全世界株式（Slimオールカントリー、信託報酬年0.1144%以内）とほぼ同じ運用ができます。全世界株式に投資したい場合、外資系企業勤務の人以外はSlim除く日本95％、SlimTOPIX５％か、Slim除く日本100％でいいと思います。※SBI証券はセレクトプランとオリジナルプランがあります。現在、新規受付しているのはセレクトプランのみです。運用商品はセレクトプランが圧倒的に低コストかつ優秀で、セレクトプラン一択ですのでご安心ください。既にオリジナルプランで運用している人は、セレクトプランへの変更を強く勧めます。
iDeCoは65歳以上の一定年齢になると、一括か分割で強制的に払い出されます。運用期間終了後も課税口座で運用を続けられる積み立て型少額投資非課税制度（つみたてNISA）と違い、運用終盤の暴落は上昇を待つ期間が足りずに痛手になるかもしれません。運用残り数年を切ってからは、一定程度株式や債券などを含むバランスファンドに投資する方法もあります。eMAXIS Slim バランス（８資産均等、信託報酬年0.154%以内）を挙げます。先進国株、新興国株、日本株、先進国債券、新興国債券、国内債券、先進国不動産投資信託（REIT）、国内REITに８分の１ずつ均等に投資するバランス型投資信託です。株式100％よりは値動きが緩やかになります。もちろん、課税口座で国内債券やインターネット預金などに分散投資を十分にしていれば、株式100％のままでも問題はないと思います。
iDeCoの各種手数料
SBI証券、楽天証券、マネックス証券を紹介してきました。いずれも、加入時手数料2,829円、月々の手数料171円と最も安いです。しかも、この３証券会社は低コストの優良米国株、全世界株、バランス型インデックス型投資信託が運用できます。将来、つみたてNISAや個別株で運用する場合も手数料が業界最安値クラスで、優秀な商品を多数そろえています。一方、銀行などでiDeCoを開設してしまうと、商品の選択肢がないうえに月々の手数料が３倍以上かかるケースも出てきます。
iDeCoの制度
iDeCoの制度を画像で紹介します。
このブログに来ていただき、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。実は３証券会社以外にも、iDeCo限定で有力な証券会社を最近見つけました。運用できる商品が３社のいいとこ取りのような感じです。情報を精査し、機会を見て紹介したいと思います。
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