財務省は5日、個人向け国債の2月募集(3月発行)分が8,743億円だったと公表し、日経電子版が報じました。報道によると、2025年度の販売額は合計6兆1,526億円と前年度から36.9%増加し、19年ぶりの高水準となりました。金利上昇を受け、安全資産を求める個人の国債シフトが進んだと分析しています。2025年度に最も人気があったのは固定5年で、発行額は3兆196億円と前年度から2.3倍になりました。固定3年は82.6%増だった一方、変動10年は20.2%減でした。記事にある通り、直近で固定5年の利回りが変動10年を逆転していたり、固定3年と変動10年の利回りの差が小さくなったりしている点が原因だとみられています。
利回り過去最高水準
詳しい記事の内容は上のリンクからご覧ください。記事によると、3月発行分は全3銘柄の利率が発行開始以来、最も高い水準だったと明かしています。固定5年は年1.66%でメガバンクの5年の定期預金の2倍強でした。固定3年は年1.39%です。半年に一度、長期金利の利回りに応じて変動する変動10年の初回利率は年1.48%でした。ちなみに、直近の3月募集4月発行分の利回りは、5年固定型は年1.58%、3年固定は年1.34%、変動10年年1.40%となっています。いずれも利回りが下がりました。また、日銀が2025年12月に公表した資金循環統計を日経電子版の記事では紹介しており、2025年9月末時点で家計の国債や財投債の保有残高は17兆6,749億円と、前年から21.5%増えているといいます。同時点の発行残高1,185兆円のうち、家計が占める割合は1.5%にとどまっており、家計の資産残高に占める国債の割合は1%にも満たないと指摘しています。個人向け国債に関し、記事で専門家が「家計の保有はさらなる拡大の余地が大きい」と述べています。「長期分散低コスト」に基づく時価総額加重平均型の全世界株式インデックスファンドの最も有力な分散投資先の一つです。あらゆる安全資産よりも安全度は高く、しかも為替リスク、価格変動リスクがありません。定期預貯金の完全上位互換で、MRFや普通預貯金とともに安全資産の置き場として覚えておきたいです。



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