外資系証券会社moomoo(ムームー)証券を巡り、証券取引等監視委員会が金融庁に行政処分を勧告することを検討しています。日経電子版が報じました。報道によると顧客に少額投資非課税制度(NISA)対象外の商品を対象であると虚偽の事実を伝え販売するなど、内部管理態勢に不備があると判断しているもようだとしています。金融庁は監視委の勧告を踏まえ、業務停止命令や業務改善命令といった行政処分の検討に入る見通しだといいます。正式な処分がどうなるかは今後の発表を待つ必要がありますが、仮に報道通りであれば、投資初心者を含む利用者にとって見過ごしにくい話です。
「分かりやすい」は武器にも罠にもなる
詳しい記事の内容は上のリンクからご覧ください。ネット証券や投資アプリが使いやすくなること自体は、個人投資家にとって悪いことではありません。情報が見やすく、手数料が安く、取引しやすい環境はありがたいです。一方で、金融商品は「分かりやすく見える」ことと「正しく理解できる」ことが必ずしも一致しません。NISA対象かどうか、税制優遇を受けられるかどうか、どの口座で何を買っているかは極めて重要です。ここを曖昧にした表示は、投資判断を誤らせかねません。
甘い言葉にも注意
ネットでたまに見かけますが「このアプリで勝てる」「この銘柄だけ見ればいい」「限定情報を教える」などと、やたら景気のいい言葉を並べる人たちがいます。しかし、本当に再現性のある投資手法なら、わざわざ不安を煽って高額商材やサロンに誘導する必要があるのかという話です。
基本は自分で確認する

個人投資家にできることは、派手な広告やインフルエンサーの言葉をうのみにしないことです。NISA対象商品かどうかは金融機関や金融庁の情報で確認する。手数料、リスク、税制上の扱いを確認する。分からない商品には手を出さない。それだけでかなりの事故は避けられます。投資は「長期、分散、低コスト」を基本に、理解できる範囲で続けるのが大切です。便利なサービスは使えばいいですが、便利そうに見えるものほど、表示や説明を冷静に確認したいです。投資家を守る最後の防波堤は、結局のところ自分の疑う力だと思います。

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