三菱UFJアセットマネジメントが10月2日、eMAXIS 高配当全世界株式(オルカン高配当)の公式FAQを更新しました。以前も取り上げましたが、今回の説明とMSCIの最新データを合わせて見ると、普通のeMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)との違いがかなりはっきりします。オルカン高配当が連動を目指すのは、MSCI ACWI High Dividend Yield Indexです。通常のオルカンが連動するMSCI ACWIとは別指数で、配当利回りだけでなく、配当の持続性や企業の財務品質などを考慮して銘柄を選びます。9月末時点では、高配当指数は692銘柄、配当利回り3.38%、PER15.71倍、直近12カ月のターンオーバー23.50%。一方、通常のMSCI ACWIは2,414銘柄、配当利回り1.58%、PER21.35倍、ターンオーバー3.40%です。つまり、「同じ世界株を持ちながら配当だけ多くもらう商品」ではありません。銘柄数を大きく絞り、高配当・成熟企業へかなり強く傾けた別ポートフォリオです。
普通のオルカンで十分

上 位銘柄も、オルカン高配当ではExxonMobil、Johnson & Johnson、AbbVie、Chevron、Merckなどが中心です。通常のオルカンで上位に並ぶNVIDIA、Apple、Microsoftとは顔ぶれがかなり違います。配当払出型は年4回分配、資産成長型は原則として分配を抑え、ファンド内での再投資を重視します。どちらもNISAの成長投資枠対象です。個人的には、資産形成の中心は普通のオルカンで十分だと思っています。オルカン高配当を追加するなら、「配当を増やしたい」ではなく、高配当・成熟企業へ資産配分を傾けるという意味を理解して選ぶべきだと思います。

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