S&P Dow Jones Indicesが公表した「SPIVA U.S. Mid-Year 2026」が興味深いです。2026年前半の米国株は、S&P500がプラス10%、S&P MidCap 400がプラス17%、S&P SmallCap 600はプラス24%となりました。大型株だけでなく、中小型株まで上昇が広がった半年です。こうなると、「銘柄選択が得意なアクティブファンドには追い風では」と思いたくなります。しかし、大型株アクティブの67%がS&P500を下回り、中型株では74%、小型株でも69%がベンチマークに負けました。小型株が24%も上昇したのに、大半の運用者は指数を超えられなかったわけです。
これでも超大健闘

ただし、ここで面白いのが、これでもアクティブ運用は長期で見るよりかなり健闘していることです。2025年末までの成績を見ると、米国大型株アクティブは10年間で85.59%、15年間では89.93%がS&P500を下回っています。中型株でも10年間81.14%、15年間84.49%、小型株も10年間75.95%、15年間89.90%が指数負けでした。半年で大型67%、中型74%、小型69%という今回の数字は、これら長期成績と比べればまだマシなのです。さらに2026年前半は、海外株アクティブで指数を下回った割合が49%と、過半数が指数を上回ったカテゴリーもあります。アクティブ運用が必ず負けるわけではありません。問題は、どの運用者が勝つかを事前に選べるかです。今年勝ったファンドを結果発表後に選ぶのは簡単ですが、そのファンドが今後10年、15年と勝ち続ける保証はありません。個人的には、そこまで運用者を選び続けるより、「長期分散低コスト」に合致する時価総額加重平均型の全世界株式インデックスファンドを資産形成の中心にする方が分かりやすいと思います。インデックスが必ず勝つからではありません。将来の勝者を事前に当て続ける必要がない。長期になるほど、その利点は大きくなると思います。

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