日銀の利上げを受け、金融機関の普通預金や定期預金の金利を引き上げる動きが広がっています。例えば、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行のメガバンク3行は、8月3日から円普通預金金利を従来の年0.30%から年0.40%へ引き上げると報じられています。長く超低金利が続いてきた日本でも、ようやく預貯金に少しずつ利息がつく環境になってきました。普通預金金利や定期預金金利が上がること自体は、生活防衛資金や近いうちに使うお金を置いておきた場合にはいい話です。
無リスク資産の置き場
ただ、預金金利が上がったからといって、投資方針を大きく変える話ではありません。リスク資産は「長期、分散、低コスト」を基本に、時価総額加重平均型の低コスト全世界株式インデックスファンドを中心に考えれば分かりやすいです。一方で、無リスク資産は個人向け国債変動10年、MRF、普通預貯金などを組み合わせればいいと思います。普通預金は流動性が最強です。いつでも使えるお金、生活防衛資金、近く支払う予定があるお金の置き場として向いています。定期預金は普通預金より金利が高い場合がありますが、中途解約時の扱いや流動性を考える必要があります。個人的には、少し長めに置ける無リスク資産なら、金利上昇に追随しやすく安全性も高い個人向け国債変動10年がかなり有力だと思っています。
焦って動かない

預金金利の上昇は歓迎できます。ただし、銀行ごとのキャンペーン金利を追いかけ回す必要はありません。もちろん、少しでも高い金利を探すのが好きなら止めません。趣味としては健全な方です。ただ、数カ月限定の金利に振り回されるより、自分の資産配分を守る方がはるかに大切です。日銀が利上げし、預金金利が上がっても、個人投資家の基本は変わりません。リスク資産と無リスク資産の配分を、自分のリスク許容度の範囲内で守ることです。株式市場に振り回されず、預金金利の小さな差にも振り回されず、淡々とお金の置き場を整えていきたいです。

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