こんにちは、2024年1月末までの直近1年間の資金流入額が多かった確定拠出年金(DC)専用投資信託トップ10のうち、8本が先進国株式型(QUICK独自の分類)でした。日経電子版が報じました。1位は野村アセットマネジメント(野村AM)の「野村外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI 確定拠出年金向け」(野村先進国株式DC)で1,041億円でした。1月末の純資産総額は9,441億円とDC専用で最大規模を誇ります。国内公募追加型株式投資信託全体でも10位にランクインされています。
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野村先進国株式DCは「神DC限定投信」

詳しい記事の内容は上のリンクからご覧ください。野村先進国株式DCは日本を除く先進国株価指数の「MSCIコクサイ・インデックス(円ベース・為替ヘッジなし)」との連動を目指すインデックス型です。2002年に運用開始して以来、多くの企業のDC対象投資信託として採用されてきました。何度も運用管理費用(信託報酬)を引き下げ続け、同じ指数に連動する投資信託の中では最低水準のコストを誇り、かつ最大規模の純資産総額に成長してきました。売買手数料はかからず、運用管理費(信託報酬)は0.09889 %と極めて低コストです。DC限定投資信託の中では「神投信」として知られる一つです。ただ、極めて全うかつ健全な水準とはいえ、分配金を出しているのは確かに気になるかもしれません。普通の非上場投資信託ならば確実にマイナスポイントになりますが、DC限定投資信託である以上は気にしなくて大丈夫です。DCでは制度上、分配金は国内配当課税を繰り延べる形で自動で再投資される設定になっています。少額投資非課税制度(NISA)と違い払い出された分配金の再投資時に投資枠を追加で消費してしまう現象も起きません。なお、純資金流入ランキング3位の野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI(野村DC先進国株式)は同じ野村AMが運用しており、マザーファンドを共有しています。信託報酬も同じです。
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