こんにちは、「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2022」でランクインしたトップ20の投資信託や上場投資信託(ETF)を今年も不定期連載で紹介していきます。初回は前人未到の4連覇を達成したeMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)です。積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)対象銘柄で、運用管理費(信託報酬)も国内最安水準です。時価総額加重平均型の全世界株価指数(日本含む)に連動しており、純資産総額も極めて大きいです。1本で株式投資の基本と王道に基づいた投資を手軽に実現できてしまう超人気投資信託です。
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オルカン、強いよね
オルカンは時価総額加重平均型の全世界株価指数MSCI ACWIに連動しています。世界の大型、中型株式2,800銘柄超に投資しており、世界の時価総額の85%程度をカバーしています。投資比率は先進国85~90%(うち米国55~65%)、新興国10~15%です。2022年12月30日現在の組み入れ上位国・地域は米国58.5%、日本5.5%、英国3.8%、カナダ3.0%、フランス2.9%と続いてます。業種比率もおおむねバランスが取れています。運用成績もベンチマーク(連動指数)との乖離(かいり)は極めて小さく、ほぼ連動した成績となっています。設定以来分配金を出さずに配当金をファンド内で再投資しており、配当再投資による効率的な複利運用をしています。つみたてNISA対象で、売買手数料や信託財産留保額はかかりません。信託報酬は年0.1144%です。純資産総額は設定以来右肩上がりで伸ばしており、20日現在で8,139億円です。国内株式投資信託純資産総額ランキング4位で、つみたてNISA対象銘柄ではeMAIXIS Slim 米国株式に次ぐ順位となっています。連動株価指数、コスト面、時価総額規模、運用方針、どれを取ってみてもまさに強い投資信託です。
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オルカンは楽天証券、SBI証券双方とも扱いがあります。
投資選択肢の最右翼
オルカンは、つみたてNISAでも、個人型確定拠出年金(iDeCo)でも、2024年から導入予定の新NISAでも、通常の特定口座など課税口座でも、インデックス投資をしていく上での最右翼の選択肢になります。確かに、時価総額加重平均型、低コスト、純資産総額規模大、つみたてNISA対象の条件がそろった全世界(日本含む、日本除く双方)、全米、S&P500、先進国の各株価指数に連動する投資信託ならば、正直どれを選んでも大きな差はないとみています。はっきり言って、どれを選んでも優秀な投資先には何ら変わりません。しかし、銘柄分散度や時価総額カバー度合いに加え、国・地域分散度、通貨分散度全てを高いレベルで兼ね備えているのは全世界株価指数連動インデックス型投資信託です。全世界株インデックス型の中では、コスト面、純資産総額規模などを考えるとオルカンが群を抜いて一番です。
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