こんにちは、全世界株価指数（含む日本）に連動する低コストのインデックス型投資信託eMAXIS Slim 全世界株式（オルカン）の純資産総額が13日、7,000億円を突破しました。6,000億円突破から約２カ月で1,000億円上乗せしました。８月末時点の6,476億円から500億円余上乗せしました。なお、国内株式投資信託の純資産総額ランキングで11位とつけており、トップ10入りを目前としています。世界中の85％の株式を時価総額通りに保有できる国際分散投資の王道をいく１本です。積み立て型少額投資非課税制度（つみたてNISA）対象で、株式投資の中軸に据える投資信託の最有力候補の一つです。
極めて低コストで国際分散投資
オルカンは全世界株価指数のMSCI ACWI（日本含む）に連動しています。世界の約50カ国・地域の大・中型株約3,000銘柄弱に時価総額通りに投資しています。売買手数料無料で信託報酬は年0.1144％です。全世界株価指数連動型では経費率が最安値クラスです。国・地域別構成比率は米国が60％超で、米国を含む先進国（日本除く）が80％余です。中国や台湾、インドなどの新興国は10％余、日本が数％です。配当金を分配金として出さずにファンド内で再投資しているため、配当課税を繰り延べる形の配当再投資となり効率的な複利運用が可能です。つみたてNISA対象で、楽天証券やSBI証券、マネックス証券などのインターネット証券で購入できます。設定以来、一貫して投資家に支持され、投資資金は流入超過が続いています。
8月末時点での国内投資信託純資産総額ランキングを扱った当ブログの記事です
金融庁のNISA拡充案を扱った当ブログの記事です。
つみたてNISA、iDeCoで第一選択肢
オルカンは、つみたてNISAや個人型確定拠出年金（iDeCo）といった非課税口座で運用する低コストインデックス型投資信託に最も適した一本です。一本で世界中の銘柄に時価総額通りに投資ができ、その時々の各国や各銘柄の騰勢に応じて自動でリバランスしてくれます。運用の主軸の第一選択肢になりうると言っても過言ではありません。一方、米国の８月消費者物価指数（CPI）が市場予想を上回り、インフレ高止まりと政策金利の利上げへの懸念から13日のS&P500指数は米東部時間午後１時50分現在、前日終値比2.88％安と大幅反落しています。14日以降のオルカンの純資産総額はまた6,000億円台に戻るかもしれませんが、一時的な株価や金利の動きは気にしても仕方ありません。なお、日米金利差拡大が進むとの思惑から円安に振れているため、円換算ではドル換算ほどの下落率にならないかもしれません。
楽天証券はオルカンなどのつみたてNISA対象の低コストインデックス型投資信託を多数扱っています。投資信託は全て購入時手数料無料です。個別株や上場投資信託（ETF）の手数料も業界最低水準です。一部の主力東証ETFは取引手数料無料で、一部の有名米国ETFは購入手数料が無料となっています。
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