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インデックス投資の教科書

第3版ほったらかし投資術 株式投資の心構え
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 こんにちは、でんです。当面の生活費や緊急時に備えるお金を除き、長期の資産運用で有効なのは株式投資です。多くの人にとって再現性が高いのは全世界株などの低コストインデックスファンドに長期投資を続けることです。今回はインデックス投資をこれから始めようとする人にも、すでに実践されている人にも、筆者が自信を持って読むのを勧める本を1冊紹介します。新社会人にもぜひ読んでいただきたいです。インデックス投資の日本人向け教科書といえます。

※本当は「敗者のゲーム」「ウォール街のランダム・ウォーカー」「インデックス投資は勝者のゲーム」「投資の大原則」「航路を守れ」「お金を寝かせて増やしなさい(原書版、漫画版)」…といっぱい素晴らしい本があるのですが、1冊に絞らせてください。

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「ほったらかし投資術」

第3版ほったらかし投資術

 「全面改訂第3版ほったらかし投資術」(朝日新書)は経済評論家山崎元氏と投信ブロガー水瀬ケンイチ氏の共著です。生活資金を確保した上で、リスク資産(株式)と無リスク資産(個人向け国債変動10または預金)の配分を決めることが最重要と強調しています。配分を決める上での目安になる考え方も記しています。株式は時価総額加重平均型で低コストの全世界株(含む日本、除く日本)、先進国株インデックスファンドを選択肢に挙げています。その上でeMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)が最適なファンドと述べています。暴落時を含めたインデックス運用をする上での大切な心構えとして、売買を繰り返すのではなく「上げ相場にも、下げ相場にも全て付き合う」方針で持ち続ける考え方を提示しています。税制優遇制度である積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)、個人型確定拠出年金(iDeCo)を最大限に活用し、いずれもオルカンなど株式インデックスファンドで運用すると述べています。お勧めのインターネット証券会社やインデックス運用の基礎知識も取り扱っています。筆者も「ほったらかし投資術」に記されている考え方はインデックス投資をしていく上で、基本に忠実で王道の考え方だと思います。さらに、暴落時や株式市場が荒れ狂った時に読み返すと力になる本の一つだと思います。本の後半には少し投資初心者には難易度の高い箇所もありますが、インデックス投資を何年か続けて読み返すと新たな気づきにつながると思います。

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ほったらかし投資術 朝日新書 / 山崎元 【新書】

価格:869円
(2022/4/18 05:54時点)
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インデックス投資の巨匠

オルカン国別比率

 山崎氏、水瀬氏ともにインデックス投資の巨匠です。山崎氏は資産運用が専門で、豊富な金融機関勤務での経験と知見を基にインデックス投資の優位性と再現性の高さを様々な著作を通じて発信し続けてきました。毎月分配型投資信託や仕組債、外国為替証拠金取引(FX)、貯蓄型保険などの金融商品に対し、忖度なく投資家のためにならない商品とはっきりと問題点を指摘してきました。水瀬氏はインデックスファンドの手数料が今よりも高く、扱っている金融機関が少なかった時代から20年近くこつこつインデックス投資を続けています。今では資産が1億円に到達した「億り人」です。運用していたインデックスファンドが繰り上げ償還になったり、運用商品によって証券会社を使い分けたりと相当な苦労をされたようです。良心的な内容でインデックス投資の考え方などを伝えるブログを16年以上続けています。筆者がインデックス投資を始めたきっかけとなったのはお2人の著書でした。この場を借りて御礼申し上げます。

 このブログに来ていただき、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。毎日午前6時の公開を目指していますが、今回はブログ更新時刻が遅れ申し訳ありません。

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