スポンサーリンク

3地域均等の株式投信( Fund of the Year⑱)

Slim3地域表紙 Fund of the Year
スポンサーリンク

 こんにちは、でんです。本当によいと思える投資信託を投票で選ぶ「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2020」でランキング入りした投資信託を不定期に紹介します。第18回目はeMAXIS Slim 全世界株式(Slim3地域均等)です。先進国株、新興国株、日本株に3分の1ずつ投資する全世界株式インデックス型投資信託です。

FOY.11~20
18位にSlim3地域均等が入った
スポンサーリンク

新興国株、日本株に集中投資

  • 時価総額通りではない
  • Slimオールカントリーと別物
  • 経費率は低コスト
slim3地域中身
slim3地域月次レポート②
slim3地域経費率

 Slim3地域均等は先進国株、新興国株、日本株を3分の1ずつ保有します。これに対し、全世界株を時価総額通りの配分にすると先進国株85%、新興国株15%、日本株5%ぐらいです。つまり、Slim3地域均等は、はっきり言えば新興国株と日本株に集中投資する全世界株インデックスファンドです。eMAXIS Slim 全世界株式(Slimオールカントリー)と名前が似ていますが、全くの別物です。組み入れ上位10銘柄を見ると、台湾、ケイマン諸島(中国)、韓国、日本だけで7銘柄を占めます。時価総額通りの全世界株インデックスファンドの上位10銘柄のうち9~10銘柄が米国株だったのとは対照的です。信託報酬は年0.1144%と低コストです。売買手数料、信託財産留保額はかかりません。純資産総額は35億円です。積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)対象です。

運用の主軸にはなり得ない

slim3地域月次レポート①

 Slim3地域均等は新興国株と日本株の比重を高めた投資信託で、運用の主軸にはなり得ません。新興国株や日本株は景気敏感株が多く、調整局面や暴落局面で真っ先に売られやすいです。しかも、米国株や先進国株と違い、新興国株や日本株は短期売買目的の保有者が多いとされます。これ1本で全世界株式投資をしようとするのは少し無理があります。全世界株式投資をするならば、世界の株式を時価総額通り保有するSlimオールカントリーや全世界株式から日本株を除いたeMAXIS Slim 全世界株式(Slim除く日本)が基本かつ王道と考えます。ただ、Slim3地域均等はサブ的に新興国株や日本株のインデックスファンドをまとめて持ちたいという人には有力な投資信託と考えます。経費率が極めて安いからです。新興国株と日本株の合計は、どんなに多くても保有株式全体の20%以下にした方がいいと考えます。

Slim3地域表紙

 このブログに来ていただき、最後まで読んで下さり、ありがとうございます。残り少なくなりましたが、機会を見てランキング入りしたファンドを取り上げていきたいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました