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警戒が必要な投資手法

株式投資の心構え
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 こんにちは、でんです。今回は趣向を変えて警戒が必要だったり、はっきり言って問題外だったりする投資手法を紹介します。基本的には株式投資や類似するものを中心に扱います。自分で勉強して納得した上で始めれば個人の自由ですが、筆者個人が疑問に感じている投資手法を挙げます。

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警戒が必要

  • FX

 外国為替証拠金取引(FX)は上がりそうだと思う通貨を買い、下がりそうだと思う通貨を売ります。数分や数時間など短期間で儲けを狙う取引が主流です。ドル/円取引で自分がドルを買って(円を売って)いれば、反対側では別な人がドルを売って(円を買って)います。自分の読みが当たって円安ドル高になれば自分の勝ち、反対に円高ドル安になれば負けです。「ゼロサムゲーム」と呼ばれ、勝者と敗者の損益の合計はゼロです。手数料や儲けに対する税金を考えれば、「マイナスサムゲーム」です。24時間オンラインで取引でき、世界最大のオンラインカジノと呼ばれています。本質はギャンブルと同じです。トルコリラなどの高金利通貨を買って日をまたぎ、日本円との金利差から「スワップポイント」を得ようとする人もいますが、長期的には儲けは出ません。そうした高金利通貨は主要通貨に対し長期的には下落する傾向があり、スワップポイント分が吹き飛ぶこともざらです。ただ、FXで実際に莫大な利益を出している一部の天才がいることも事実です。基本的には現実にある「アカギ」や「カイジ」などの福本漫画の世界のように、敗者には一切情け容赦がありません。株式投資のように、インデックスファンドに長期投資すればプラスになる可能性が高いなんてこともありません。

  • 手数料の高い投資信託

 手数料の高い投資信託も注意が必要です。現在、インデックス型投資信託は売買手数料無料で、信託報酬年0.25%以下の商品がざらにあります。売買手数料がかかり、信託報酬が1%以上するインデックス型投資信託ははっきり言って投資する意味がありません。インデックス型投資信託は同じ株価指数に投資するならば売買手数料無料で信託報酬が安く、純資産総額が右肩上がりのものを選べば基本的に間違いありません。そういう意味もあり、筆者は信託報酬が高いアクティブ型投資信託やテーマ型投資信託、ターゲットイヤー型投資信託、ファンドラップ(投資一任契約)、ロボアドバイザー投資信託を勧めも購入もしていません。加えて、そもそもこれらの投資信託のほとんどは長期になればなるほど、インデックス型投資信託に成績が劣後する傾向にあります。個人的にはアクティブ型投資信託やテーマ型投資信託を買うならば、代わりに売買手数料無料で、信託報酬年0.25%以下の米国株や全世界株のインデックス型投資信託を買えば十分と判断します。ターゲットイヤー型投資信託を買うぐらいならば、年齢や自分の経済状況に応じて国内債券インデックス型投資信託(国内債券代替の個人向け国債10年変動やインターネット預金)の比率を高めれば問題ありません。ファンドラップやロボアドバイザー投資信託を買いたいならば、代わりに売買手数料無料で信託報酬年0.25%以下のバランス型投資信託(時価総額加重平均型がベスト)を選べばいいのです。

問題外の投資手法

  • 毎月分配型投資信託

 毎月分配型投資信託は投資家にとって害でしかありません。店舗型証券会社と銀行が儲けるためだけの金融商品です。たとえ理解し、納得した上でも保有してはいけません。持っているならば即刻売却を強く勧めます。金融庁から問題点が指摘され、積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)の採用除外対象となったために一時より下火にはなっています。しかし、店舗型証券会社や銀行の営業努力の結果(高齢者や投資初心者らをだまし続けた結果)、国内投資信託の資金流入や純資産総額ランキングでしつこく上位に残っています。純資産総額ランキング1位はいまだに毎月分配型投資信託です。基本的に売買手数料や信託報酬が高いです。しかし、手数料の安いインデックス型でも買ってはいけません。たとえ信託報酬年0.20%以下、売買手数料無料の米国株や全世界株のインデックスファンドだとしても毎月分配型投資信託ならば投資する価値はありません。毎月分配型投資信託の最大の問題は複利効果を殺してしまうことです。投資信託は分配金を払い出すと、基準価格が下がります。毎月分配型投資信託のほとんどは配当利回りが高すぎます。平気で年10%を超えています。加えて元本から分配金を払い出す特別分配金が横行しています。特別分配金は利益でなく、投資した資金元本から分配金を払い出しているのに過ぎません。つまり預金・貯金口座やタンス預金からお金を引き出したのと同じことで、いわゆる「タコ足配当」です。ちなみに、隔月分配型も同じく論外の金融商品です。

 このブログに来ていただき、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。他にも手数料がものすごく高いボッタクリ投資信託にすぎない貯蓄型保険全般などがあります。それらは機会を見て取り上げたいと思います。筆者は米国株や全世界株のインデックスファンド、国内債券インデックスファンド(国内債券代替の個人型国債10年変動やインターネット預金)で十分と思います。

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