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企業型DCの運用商品の選び方

株式投資の心構え
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 こんにちは、でんです。新社会人の皆様、改めておめでとうございます。企業型確定拠出年金(DC)がある会社の場合、運用商品を選ばなくてはなりません。各企業で研修があったと思います。当ブログでも選び方を伝えたいと思います。株式100%で運用するのが基本です。株式100%という考え方は、個人型確定拠出年金(iDeCo)の運用の考え方とも同じです。

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株式100%で運用を

敗者のゲーム
チャールズ・エリス著「敗者のゲーム」より

 企業型DCはiDeCoと同じく運用期間中の運用益などが非課税になる制度です。長期的には株式が一番リターンが見込めます。米国の資産運用会社でらつ腕をふるったチャールズ・エリス氏の名著「敗者のゲーム」によると、長期になればなるほど、株式のリターンは債券などに比べ、プラス域で安定してきます。運用1年では+50%強~40%弱とリスク(ブレ幅)が高いですが、25年になると年平均+数%から十数%と安定します。企業型DCで長期投資をしていく場合、株式が一番向いています。

先進国株インデックスが現実的

Slim先進国表紙

 企業型DCで運用する資産は株価指数に連動する低コストのインデックス型投資信託にしましょう。プロが運用するアクティブファンドよりも、インデックスファンドの方が成績がいい傾向にあります。先進国株式や米国株式ならば、おおむね90%のアクティブファンドがインデックスファンドに成績が負けています。加えて、アクティブファンドの手数料は、インデックスファンドの手数料よりも何倍も高いです。インデックスファンドの中でも可能な限り手数料が安いものを選びましょう。本当は米国株や全世界株のインデックスファンドを選ぶのが理想ですが、企業型DCでは扱っていないケースが多いようです(iDeCoでは米国株や全世界株のインデックスファンドが選べますのでそちらを)。先進国株のインデックスファンドならば、たいていの企業型DCでも扱われています。先進国株価指数に連動する可能な限り低コストのインデックス型投資信託を選ぶのが現実的です。

日本株や新興国株はお勧めしない

 インデックスファンドだとしても、間違っても日本株の投資信託を選ばないようにしましょう。給料を日本円で得て、年金を日本円で得るのに、リスク資産まで日本株にしてしまったら、日本円建て資産への偏った集中投資になってしまいます。せめてリスク資産は外国株式に分散しましょう。加えて、新興国株もリスクが非常に高いので運用の中心に据えるのはやめた方がいいです。どうしても投資したい場合は、10~20%以内に留めるのが良いと思います。

 このブログに来ていただき、最後まで読んで下さり、ありがとうございます。当ブログ内では投資信託の目論見書の見方も以前記事にしています。投資信託を選ぶ際は、そちらを参考にしていただけたらうれしいです。

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