こんにちは、積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)対象投資信託で、年初来の資金流入額上位10本は9月20日現在、全て米国株や全世界株、先進国株のインデックス型投資信託でした。日経電子版が9月28日報じました。日経電子版によると、1位がeMAXIS Slim 米国株式で4,927億円、2位がeMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)で2,714億円、3位が楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)で2,035億円でした。上位10本は全て低コストかつ主軸の株価指数に連動しており、長期の資産形成に極めて適しています。
下落相場でも資金流入額増
上位10本の内訳は【表】の通りです。S&P500指数は年初来で24%超の下落をしています。ただし、円安のため円換算では下落率は緩和されており5%程度の下落です。それにも関わらず、つみたてNISA対象で基本的な株価指数である時価総額加重平均型の全世界株、全米株、S&P500、先進国株の低コストインデックス型投資信託は資金流入額が増加しています。今は円安のため円建てでの下落率は緩やかですが、今後円高と株安が重なれば外国通貨建て資産がほとんどを占める全世界株、全米株、S&P500、先進国株の投資信託の下落率は円換算で一層きついものになります。事実、リーマン・ショック時のS&P500の下落率は50%超でしたが、円換算では60%を超えました。ちなみに、円高に振れれば輸出銘柄が中心の東証株価指数(TOPIX)、日経平均の下落率も一層きつくなることには変わりません。今の日本株は円安の恩恵を受けているとの見方も指摘されています。ただし、上昇相場だろうと、下落相場だろうと、上下を繰り返す相場だろうと、リスク耐性に基づいた資産配分を守り、淡々と毎月積み立て投資を続けていくことが大切です。
日経電子版の該当記事(該当記事は無料記事です)
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