こんにちは、東証上場投資信託(ETF)の2022年上半期の売買代金ランキングで、金融派生商品(デリバティブ)取引の一種でリスクの高いレバレッジ(ブル)型、インバース(ベア)型、指数先物型のETFが上位10本中8本を占めました。日経電子版で報じられました。いずれも短期売買向けの商品で、長期の資産形成には全く適しません。正直、あまり望ましくない傾向だと感じてなりません。
東証ETF売買代金、全体の85%!
日経電子版によると、上位10商品のうち、レバレッジ型やインバース型、指数先物型の8本の売買代金はファンドの時価総額の数十倍に達しています。短期売買で活用されていると見て取れます。100%短期売買向けであるレバレッジNASDAQ100投資信託(レバナス)に「ツミレバ」なる積み立て投資をしたり、長期投資をしたりしている人よりもある意味、正しいレバレッジ型投資信託活用法と言えるかもしれません(苦笑)。上位10本だけで全ての東証ETF290本超の合計売買代金35兆円のうち85%を占めます。いかに日々の売買がレバレッジ型やインバース型などのETFで占められているかが分かります。レバレッジ型やインバース型、指数先物型のETFで長期の資産形成はできません。一方、低コストで全世界株価指数やS&P500指数に連動する東証ETFも出てきています。こうした低コストインデックス型ETFの純資産総額が伸びることを願ってやみません。このブログに来ていただき、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
日経電子版の該当記事(該当記事は有料記事です)
東証ETFとETNの売買代金 レバ・インバース型に集中 投信番付 - 日本経済新聞
低コストで運用する上場投資信託(ETF)や上場投資証券(ETN)は東証で上場株同様の売買ができ、個人の資産形成に役立つ金融商品として普及に期待がかかる。だが売買はレバレッジ型やインバース型と呼ぶハイリスク商品に集中している。2022年上半期...
楽天証券はつみたてNISA低コストインデックス型投資信託を揃えており、万人向けの証券会社だと考えています。
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