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SBIVT誕生へ

SBIVT 株式投資の心構え
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 こんにちは、でんです。バンガード社の米国上場投資信託(ETF)に投資をしている低コストインデックスファンドシリーズSBI・V・シリーズに、全世界株価指数に連動するインデックス型投資信託SBI・V・全世界株式インデックスファンド(SBIVT)が新たに加わります。限定販売先のSBI証券が発表しました。信託報酬は年0.1438%程度で格安です。17日から募集を始め、31日が設定日のようです。

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中身はVTや楽天VTと同じ

SBIVT

 SBIVTは全世界株価指数のFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動するバンガード社ETFのバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)を買い付ける投資信託です。運用会社が違いますが、楽天・全世界株式インデックスファンド(楽天VT)と買い付け先は同じです。楽天VTの信託報酬は年0.212%程度ですので、僅差ですが安いです。おそらく運用会社のSBIアセットマネジメント(AM)が楽天・バンガードシリーズを意識して作った商品です。ただ、慌てて乗り換える必要はありません。信託報酬が年0.5%以上違うならば即乗り換えも視野に入りますが、年0.1%にも満たない差は必要以上に神経質にならなくて大丈夫です。この程度の差になってくると含み益が一定以上あればほとんどの場合、売却時の課税分を数十年以上たってもコスト差で取り返すことができません。それに新規設定投資信託は運用報告書が出るのを待ち、指数とのかい離度や実質コストなどを確認してからでも遅くありません。

雪だるま全世界があるが…

SBIVT指数説明

 SBIAMの全世界株価指数に連動する商品は、既にSBI・全世界株式インデックス・ファンド(雪だるま全世界)があります。こちらの純資産総額は473億円で、信託報酬は年0.1102%程度です。SBIVTのようにVT1本に投資するのではなく、全米株価指数、米国除く先進国株価指数、新興国株価指数にそれぞれ連動する3本の米国ETFに特定の比率で投資しています。厳密に言えば世界の時価総額通りとはなっておらず、通常の全世界株インデックスファンドよりも、米国株の比率が低い一方で韓国株の比率が高くなっています。いずれにしても、SBIAMの全世界株インデックス型投資信託は違う信託報酬で複数存在することになります。日本のインデックスファンドのパイオニア水瀬ケンイチ氏は自身のブログで低コストで良い商品に継続的に投資できるのはいいことだとした上で「今から『一物多価』の状況を拡大させないでほしいと思います」と指摘しています。

水瀬ケンイチ氏のブログ

「SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:SBI・V・全世界株式)」が新規設定
SBI証券はSBIアセットマネジメントと協同して「SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:SBI・V・全世界株式)」を2022年1月17日から募集開始すると発表しました。SBI証券 Webサイト12/28 「SBI・V・全世界株...

 同じAM内での「一物多価」の問題はあるにせよ、低コストの全世界株インデックス型投資信託が誕生することが投資家にとってもよいことだと筆者も思います。このブログに来ていただき、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

 

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