こんにちは、でんです。10日の米国市場は、代表的な30社のダウ平均がほぼ横ばいだったのに対し、主要500社によるS&P500指数が1%、ハイテク株価指数NASDAQ100指数が2.6%下落しました。翌11日の日本市場はS&P500指数やNASDAQ100指数の流れを受け、午後1時10分現在、東証株価指数(TOPIX)が2.3%、日経平均が3%下げています。この程度の下げはよくあることです。米国株や全世界株のインデックスファンドに長期投資している人にとって、何てことのない話です。大丈夫、問題ありません。
米国市場で上昇、下落くっきり
10日の米国市場は業種、銘柄によって明暗がくっきりと分かれる相場でした。近年相場をけん引してきたアップルやマイクロソフト、アマゾンなどの大型ハイテク株が2~4%下げました。世界最大のマネーゲーム株テスラに至っては6.4%以上急落しました。こうした大型ハイテク株の組み入れ比率の高いNASDAQ100指数の下落幅が大きく、比較的比率が高くないダウ平均が横ばいでした。一方、P&Gやジョンソン&ジョンソン、AT&Tなどの生活必需品、ヘルスケア、通信といった一般に景気の影響を受けにくいとされる銘柄は堅調な値動きでした。報道によると、インフレ加速が予想される中、長期金利上昇が懸念されハイテク銘柄の株価を押し下げました。一方で景気の影響を受けにくいバリュー株の魅力が高まったとしています。
長期的には関係ない
日々の値動きは様々なニュースや憶測で目まぐるしく変わり、ランダムウオークしているように見えます。有名大学で経済学を学び、日々相場に向き合っている機関投資家でも短期的な相場を読むのは難しいとされます。しかし、長期的視点では世界の人口は2100年ごろまでは増加が見込まれ、消費は増え続けています。企業が生み出す価値は増大し続けて、拡大再生産されるサイクルは当面(筆者が生きている間)、変わらないとみています。歴史に学ぶと、米国株や全世界株の株価指数は長期では年平均5~7%のリターンを出してきました。S&P500指数の過去150年チャートを見ると、高値から9割近く資産が吹き飛んだ世界恐慌、60%近く暴落したリーマンショック、1カ月で30%超下落した新型コロナショックといった暴落を乗り越え、右肩上がりで成長しているのが分かります。日々の値動きに心が惑わされて短期的な売買を繰り返さずに、じっくりと長期目線で米国株や全世界株のインデックスファンドに投資していきたいです。
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感想(6件)
今週は1,500円投資しました
先週の広島カープは1勝3敗1分でした。8日土曜日に苦しい6連敗を脱出しましたが、翌9日に敗れました。悪い流れが変わり、反転攻勢をしてほしいと願っています。eMAXIS Slim 米国株式(SlimS&P500)に1,500円投資しました。
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