「長期分散低コスト」に最も合致しているのは、時価総額加重平均型の全世界株式インデックスファンドと考えて間違えありません。おおむね世界中の機関投資家、個人投資家の判断の総和で、世界中の株式市場の配分に近い形で株式を保有することになるからです。しかし、正直なところ時価総額加重平均型の日本除く全世界株式インデックスファンドも、先進国株式インデックスファンドも、そんなに変わらないです。全然こちらでもOKです。全米株価指数やS&P500指数も一つの国だけになりドル建てだけの資産にはなりますが、時価総額ベースで全世界株式の6割を占めているので、まあいいと思います。
3地域均等、新興国、日本株式は単体では偏りが大きい

一方、全世界株式でも3地域均等型は時価総額を基準に考えるとかなり偏った資産です。10%の新興国株式と5%の日本株式に合計67%もの極端な集中投資をしてしまいます。単体で持つにはきつく、別に先進国株式インデックスファンドを持つ必要性が出そうです。新興国株式や日本株式インデックスファンドは単体で保有するには厳しいです。世界の時価総額の10%や5%の資産に集中投資する理由が見い出せません。あくまで株式の中では脇役としかいいようのない立場といえます。
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