2カ月連続で過去最高
、国内公募投資信託の5月末の純資産総額は352兆4,280億円となり、2カ月続けて過去最高を更新しました。QUICK資産運用研究所が推計し、日経電子版が報じました。前月末から18兆3,991億円、率にして5.5%増えました。国内外の株式相場が上昇し、主要な株式ファンドの基準価額が上がったことが主な要因です。投資信託市場そのものがかなり大きくなってきました。株価上昇による時価の増加だけでなく、投資信託への資金流入も続いています。記事によると、ETFを除く追加型株式投信には月間で推計1兆7,000億円超の資金が流入しました。短期の公社債など安全性の高い資産で運用するマネー・リザーブ・ファンド(MRF)の残高も16兆4,477億円となっています。投資信託が家計の資産形成の受け皿として、以前よりかなり存在感を増しているといえそうです。
浮かれず配分を守る
詳しい記事の内容は上のリンクからご覧ください。ただ、こうしたニュースを見て必要以上に浮かれる必要はありません。投資信託の純資産総額が過去最高になったからといって、自分の投資方針を変える話ではないです。株価が上がっている時ほど、リスクを取りすぎたくなるものです。人間の欲望は相場が上がると急に元気になります。実に厄介です。大切なのは、受け入れられるリスクの範囲内で、リスク資産と無リスク資産の配分を守り続けることです。リスク資産は、長期、分散、低コストの条件を満たす時価総額加重平均型の全世界株式インデックスファンドを中心に考えれば、おおむね分かりやすいと思います。無リスク資産は、個人向け国債変動10年やMRF、普通預貯金などです。株価が上がれば資産は増えます。下がれば資産は減ります。それでも、やることは基本的に変わりません。自分のリスク許容度に合った資産配分を決め、必要以上に相場に振り回されず、淡々と運用を続けるだけです。投信市場が拡大していること自体は良い流れだと思います。しかし、相場が好調なときにこそ、気分でリスクを増やさないことが大切です。過去最高のニュースは喜んでよいと思いますが、浮かれすぎず、配分を守って運用を続けたいです。

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