こんにちは、米国のトランプ大統領が相互関税を世界中の国・地域に打ち出し、世界中の株式市場が乱高下した4月、eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)の月間純流入額は1,896億円で、全投資信託でトップでした。QUICK投信分析評価サービスや三菱アセット・ブレインズが調査・分析し、日経電子版が報じました。報道によると、基準価額が年初来で11%下落したものの、前年同月比で5%多かったといいます。日経電子版の記事にもある通り、少額投資非課税制度(NISA)などを通じて長期目線の投資行動が根付いてきたといえる数値ではないかとみています。
おなじみの低コストインデックス投信がランクイン

詳しい記事の内容は上のリンク(有料会員記事)からご覧ください。楽天証券に口座を開設し、取引アプリ「iSPEED」をダウンロードすれば、日経テレコンからも一定期間読めます。日経がネット証券5社に聞き取り調査結果した個人投資家の投資状況の結果も紹介されています。報道によると、世界的な株安を受け、オルカンの基準価額は年初来で11%下落したと明かしています。現行のNISA制度が始まった2024年1月から毎月頭に1万円ずつ積み立てたと試算すると、4月末には4,000円超(2.5%超)の評価損となっていたと試算しています。なお、大型連休後半前の5月2日現在では2,000円程度(1.25%)の評価益に転じています。振日経平均が史上最大の下げ幅となった2024年8月5日(下落率は史上2位)には解約が相次ぎ、注文が反映された7日の流出入額は現行のNISA始まって以来最大の78億円の純流出だったと振り返っています。4月の投資信託月間純流入ランキングでオルカン以外に上位に入った主な低コストインデックスファンドは、eMAXIS Slim 米国株式(スリムS&P500)が2位、楽天・プラス・S&P500インデックス(楽天S&P500)が4位、楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス(楽天オルカン、らくカン)が10位、SBI・V・S&P500インデックス(SBIVOO)が11位、eMAXIS Slim 全世界株式(スリム除く日本)が19位、iFree S&P500インデックス(大和S&P500)が20位でした。スリムS&P500は投資信託純資産総額トップを誇り、純流入ランキングで毎月オルカンと圧倒的2強を形成しています。楽天S&P500、らくカンは加入者が多いとされる楽天証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)の投資対象にラインナップされており、楽天証券iDeCoを通じた安定的な純流入が大きいとみられています。SBIVOOはSBI証券などで人気を集めています。スリム除く日本はSBI証券iDeCo(セレクトプラン)の投資対象になっており、SBI証券iDeCoで安定した純流入が続いているようです。
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