こんにちは、三菱UFJアセットマネジメント（三菱AM）が運用する低コストインデックスファンドシリーズ「eMAXIS Slim」は13日、シリーズ全体の純資産総額が６兆616円となり、６兆円の大台を突破しました。三菱AMが明らかにしました。eMAXIS Slimシリーズは2017年２月の新規設定以来、「業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざし続ける」を基本方針に掲げ、他社の同種の指数に連動する競合投資信託に原則対抗してコストを引き下げ続けてきました。2021年４月に１兆円を達成して以降、加速度的に純資産総額を伸ばしました。2023年に入ってからは４月に４兆円、７月に５兆円の節目に到達しています。国内最低水準のコストを「有言実行」で達成し続け、かつおおむね安定して指数に連動している点などが多くの投資家に支持されたとみられています。
https://www.am.mufg.jp/corp/press/__icsFiles/afieldfile/2023/11/13/release_231113.pdf
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上位４ファンドで９割
詳しいプレスリリースの内容はリンクからご覧ください。13日現在の対象14ファンドの個別の純資産総額は【表】の通りです。S&P500、オルカン、先進国株式、除く日本の上位４ファンドで５兆4,015億円と全体の９割を占めます。S&P500とオルカンだけでも４兆5,036円と全体の４分の３にも達します。eMAXIS Slim シリーズの中では上位４ファンドがそのままそっくり運用の基軸となりえ、大まかには１本で運用を完結させられると考えられます。なお、厳密に言えば、基本かつ王道なのはオルカンに他なりません。国・地域分散、通貨分散、銘柄分散、世界の時価総額のカバー度合い、コストの低さ、指数への安定した連動具合、純資産総額規模及び伸びを全て高いレベルで兼ね備えた一本です。上位４ファンドに加え、９月に新規運用を開始したeMAXIS Slim 全米株式も指数への連動具合や純資産総額の伸び具合ではなかなか面白そうです。ただし、連動する指数が積み立て型少額投資非課税制度（つみたてNISA）や新NISAのつみたて枠対象でないため、当面は一般NISAや新NISAの成長投資枠のみの対象になるとされています。オルカンや除く日本、先進国株式はもちろん、S&P500を既に運用している人があえて乗り換える必要は全くないと思います。
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