こんにちは、低コストNASDAQ100投資信託が30日、誕生します。楽天投信投資顧問が楽天・NASDAQ-100インデックス・ファンド(楽天NASDAQ100)の運用を開始します。EDNETによると、原則売買手数料無料、信託財産留保額なしで、運用管理費(信託報酬)は年0.198%です。NASDAQ100投資信託としては、信託報酬が最安値水準です。決算回数が年1回であることなどから、非上場投資信託にとって害でしかない分配金払い出しはなく、ファンド内で配当金を再投資して効率的な複利運用をするタイプだとみられます(ナスダック100指数の配当利回りは極めて低いですが…)。
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基本、現物株式を運用するタイプ
EDINETによると、上場投資信託(ETF)や株価指数先物を使用するケースはあるものの、基本的にはマザーファンドを通じて現物株式に投資をするタイプのようです。連動するNASDAQ100指数は新少額投資非課税枠(NISA)のつみたて枠指定指数ではないため、NISA対象になるとしても、当面は成長投資枠に限定した対象ではないかとみています。運用当初は指数との乖離率が大きくなったり、実質コストが上振れしやすかったりしますので、運用状況や指数との連動度合い、決算を見極めてからで投資検討は遅くないと思います。なお、NASDAQ100指数は時価総額加重平均型ですが、ハイテク銘柄に偏っていると申し添えます。それでも、決算(分配)回数年4回や年6回の「低コストトラップタコ足分配上等非上場投資信託(笑)」に飛びつくよりは、「とても×1兆乗」ましだと思います。
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