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NISAでRTA(笑)にこだわらない

つみたてNISAイメージ 株式投資の心構え
つみたてNISAのイメージ画像(日経電子版より引用)
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 こんにちは、非課税保有期間が無期限化され、生涯投資枠、年間投資枠が大幅に拡充された少額投資非課税制度(NISA)が始まってから間もなく1年がたちます。交流サイト(SNS)では「今年の年間投資枠満額達成」という書き込みをちょくちょく見かけます。恐らく年始にかけて「今年も年初に一括投資」(実際は年初に年間投資上限額の満額近くの359万円台に投資する手法。やり方は紹介しません)という書き込みがまた増えると思います。NISAの年間投資枠を埋めることに前のめりになり、自分のリスク許容度を上回る資産配分になったり、資産配分が自分の想定配分より著しくリスク資産に偏るなどめちゃくちゃになったりしたら、本末転倒です。NISAでRTA(笑)に挑戦することは、人によっては極めて有害になりえます。こだわる必要は全くありません。

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リスク許容度と資産配分が最重要

NISA恒久化イメージ
NISAの抜本的拡充・恒久化イメージ(金融庁資料より引用)

 もちろん、NISAで年間投資枠上限まで投資したり、年初に一括投資したりするのがリスク許容度の範囲内で、自分にとって適切な資産配分であるならば、確かに最も合理的な投資法の一つである点は全く争いません。しかし、NISAの枠を最速で埋められるかどうかははっきり言って極めてどうでもよく、リスク許容度の範囲内で資産配分を守った投資を続けていくことの方が最重要です。2024年はおおむね一貫して右肩上がりの相場で、年初に360万円近くまで埋めてしまった方が成績が良い結果がでました。だからと言って、2025年が同様の結果になるかは全く分かりません。2026年、2027年…も読めません。リスク許容度を上回る金額をNISAに突っ込んで、暴落や急落に見舞われたらほとんどの人は強烈な不安に襲われると思います。短期間で30%の下落はざらです。運が悪いと半値以下にまで短期間で暴落しえます。続けられなくなり安値圏で売却してしまう人も少なくないでしょう。NISAのRTA(笑)なんてくだらないことにうつつを抜かさず、航路を守った投資を続けることが大切です。「長期分散低コスト」に合致した時価総額加重平均型の全世界株式インデックスファンドと、個人向け国債変動10年の配分を守り続けていく方が尊く、合理的でスマートです。

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