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既存投信保有者大切に(Fund of the Year 2022②)

ニッセイ先進国表紙 Fund of the Year
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 こんにちは、「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2022」でランクインしたトップ20の投資信託や上場投資信託(ETF)を今年も不定期連載で紹介しています。第2回目は<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(ニッセイ先進国)です。時価総額加重平均型の先進国株価指数に連動し、経費率は国内最低水準です。他の運用会社のように同じ指数に連動する新たな低コストインデックス型投資信託を出すのではなく、投資信託の運用管理費(信託報酬)を引き下げる形を取り既存の投資信託保有者を大切にしてきました。そういった姿勢が評価され、2位に入ったのだとみています。

Fund of the Year 2022の表彰式の様子や結果に関する当ブログの見解を述べた記事です。筆者の投票先も公表しています。

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激戦区株価指数でトップを張る

ニッセイ先進国月次レポート2022年12月
ニッセイ先進国手数料

 ニッセイ先進国は時価総額加重平均型で日本を除く先進国株価指数「MSCIコクサイ」に連動しています。かつて、外国株式インデックス型投資信託といえば、ほぼMSCIコクサイ連動投資信託を意味しました。企業型確定拠出年金(企業型DC)の多くはいまだにインデックス型の外国株式はMSCIコクサイ連動型しか扱っていないケースが多く見当たります。MSCIコクサイ連動投資信託は多くの運用会社が設定しており、一番の激戦区です。ニッセイ先進国は積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)対象のMSCIコクサイ連動投資信託で一番純資産総額が大きいです。23日現在で4,250億円を誇ります。全世界株(含む日本、除く日本ともに)、S&P500といった主要指数連動型で覇権を握っているeMAXIS Slimシリーズも、先進国株ではニッセイ先進国の牙城を崩し切れていません。ニッセイ先進国の国別構成比率上位は2022年12月末現在で米国72.4%、英国4.7%、カナダ3.7%、フランス3.6%、スイス3.1%となっています。業種別組み入れ比率はおおむねバランスが取れています。売買手数料、信託財産留保額はかかりません。信託報酬は年0.1023%と業界最安値水準です。設定以来分配金を出さずにファンド内で配当金を再投資しているため、配当課税を繰り延べる形で効率的な複利運用を実現しています。

【お勧め証券会社】

ニッセイ先進国は楽天証券、SBI証券ともに扱いがあります。

 

 

今後も安定した人気

ニッセイ先進国表紙

 ニッセイ先進国は連動する株価指数も、コスト面も、分配金を出さずにファンド内で再投資している点も、つみたてNISA対象である点も高く評価でき、株式投資の運用先の中軸候補になりうる投資信託の一つだと思います。2位にふさわしい優良投資信託です。何よりも、以前からニッセイ先進国を支持し投資を続けてきた既存の投資家を大切にしてきた姿勢はとても素晴らしいと思います。古くからの投資家とともに歩んできた投資信託として、今後も安定した人気が続くのではないかとみています。

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