こんにちは、上場投資信託(ETF)を除く国内公募追加型株式投資信託の2022年初来資金流入額(推計値、12月16日現在)で、eMAXIS Slim 米国株式がトップの7,051億円でした。トップ5のうち、4つが積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)対象の低コストインデックス型投資信託でした。日経電子版が12月28日報じました。eMAXIS Slim 米国株式は純資産総額ランキングでも1兆6,457億円と2位につけ、首位の投資信託との差を急激に詰めています。今年中には逆転し、首位奪取が実現すると思います。年間を通して下落相場だった2022年でも、つみたてNISA対象の低コストインデックス型投資信託に着実に資金流入が続いているのは、日本の投資環境が良くなっている現象の一つだと思います。
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オルカンは3位
日経電子版によると、2022年初来資金流入ランキングでeMAIXS Slim 米国株式以外にトップ5に入ったのは、eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)、楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)、SBI・V・S&P500インデックス・ファンド(SBIVOO)です。オルカンは3位につけ、3,928億円増でした。純資産総額も7,886億円とつみたてNISA対象インデックス型投資信託のうちで2位にまで浮上しました。大きく株価が下落した月でも純資産総額がほぼ横ばいだったり、むしろ微増だったりしており、常に安定して純資産総額を増やしています。楽天VTIは4位で2,853億円増(純資産総額7,435億円)、SBIVOOは5位で2,738億円(純資産総額7,290億円)でした。eMAXIS Slim 米国株式、オルカン、楽天VTI、SBIVOOはいずれも低コストかつ基軸となる株価指数に連動しており、運用の主軸となる投資信託です。2024年から恒久化、非課税保有期間が無期限化される新NISA(拡充NISA)で、一層の資金流入が見込めます。今年までのつみたてNISA、2023年からの新NISA、個人型確定拠出年金(iDeCo)で運用する際に最有力となる投資信託とも言えます。
インデックス型の割合、25%突破
日経電子版によると、投資信託全体のうち、2022年10月末現在でインデックス型の割合は25%を超えました。10年前は9%程度だったため、大きく上昇したといっていいです。日経電子版のグラフを見ると、つみたてNISA導入後の2018年以降に割合の上昇度合いが強まっているようにうかがえます。なお、12月16日現在のインデックス型の残高は22.2兆円で、前年末比から3.5兆円増えました。一方、アクティブ型の残高は63.7兆円ですが、前年末比で4.7兆円減らしています。今後もインデックス型の割合が増加し、2024年の新NISA導入後には一層顕著になるのではないかと感じています。
今年もよろしくお願いします
あけましておめでとうございます、昨年は読者の皆様に大変お世話になりました。ぼやきメインの記事が時折あったものの、毎日投稿を続けられたのは皆様のおかげです。今年も気力と体力が続く限りは毎日投稿を続けていく考えです。皆様の一年が幸多いことを心より祈願いたします。
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