楽天証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)の運用商品9本が除外対象となり、代わりに9本を加える方針であるニュースが日経電子版で取り上げられました。記事では除外候補商品や追加候補商品の一例が紹介され、今後のフローチャートが記されています。その上で記事では、iDeCoの運用商品数が一金融機関当たり35本までであるとした上で、より良い商品があれば今後もこういった入れ替えが行われる可能性はゼロではないと述べています。楽天証券ファンドスコア(5年)」の24カ月平均値(月末のファンドスコア24カ月分の合計を24で割った数値)が2.5未満の投資信託が除外基準に該当するものを外すといった点は前回曖昧だった除外基準が明確になったとしています。多くの人(特に楽天証券iDeCoユーザー)に記事を共有します。
低コストインデックスまで外すな

詳しい記事は上のリンクからご覧ください。日経電子版の記事では、追加候補商品の選定理由は除外理由よりも曖昧との指摘があると訴えています。私も一部商品の除外と入れ替えには反対で他は大筋で賛成ですが、確かに以前一回頓挫した時とは違い除外対象が一応数値化されたとは思います。もちろん、アクティブファンドにこのような数値を当てはめるのはまだ理解できます。しかし、低コストインデックスファンドにまでこのファンドスコアを杓子定規に当てるのは違和感を感じてなりません。ファンドスコアで判定された結果、債券クラスでは低コストインデックスファンドが2本除外され、謎の高コストアクティブファンドが残ってしまうという意味の分からない状況になっていると申し添えます。国内債券クラスの投資信託のラインナップは失礼な言い方は一万も承知ですが、時代遅れの地銀のiDeCoや企業型確定拠出年金(DC)と変わらないレベルにさえなってしまいます。
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