こんにちは、米主要株価指数S&P500指数は8日、取引時間中に一時6,000ポイントを上回りました。終値は前日比0.4%高の5,995.54ポイントと史上最高値を更新しました。報道によると、米大統領選で返り咲いた元職トランプ氏の経済政策への期待や前日に発表された米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利下げを追い風に投資家のリスク選好姿勢が続いたとしています。今後も「トランプトレード」による株高が続くかどうかは分かりません。分からないことに頭を使うのではなく、運用資産のうち株式が上昇することによりリスク許容度を上回ってしまっていないか、あるいは最初からリスクを取りすぎてしまっていないかを見つめ直すことが大切だといえます。資産配分がリスク許容度の範囲内であるかどうか確認することは、気づけば誰でもできることです。
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もし、円高株安が来ても耐えられる?
上がり続ける相場もなければ、反対に下がり続ける相場もありません。今の好調な株式市場や後押しするかのような為替相場はいつまでも続くものではありません。株安は必ず来ますし、年30%以上の下落は株式市場に居続ければ必ず向き合うことになると考えてほぼ間違えないと思います。円高ドル安によるダブルパンチもあります。株式が30%以上、それどころか半値以下になったとしても投資を続けられるかどうか自問自答することが大切です。考えるコツは、運用資産をトータルで考えることが大切です。例えば、株式が半値になった場合、株式100%で運用していれば資産が50%目減りしてしまいますが、株式70%、個人向け国債変動10年(あるいは現金)30%で運用すれば、資産の減少率は35%になります。株式と個人向け国債が半々ならば、減少率は25%です。例を挙げましたが、個人個人でリスク許容度は違いますので、結局は自分ごととして考えるしかありません。
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