こんにちは、ウェルスアドバイザー(旧モーニングスター)が毎月集計している大手インターネット証券会社3社の投資信託積み立て契約件数ランキング2024年4月版が公表されました。トップ10の12本うち8本は少額投資非課税制度(NISA)のつみたて枠(下級条件の成長投資枠も自動的に)対象のインデックスファンドです。うち6本が基軸となる時価総額加重平均型の全世界、全米、S&P500の各株価指数に連動しています。eMAXIS Slim 米国株式が首位を奪還し、オルカンは2位に後退しました。とは言え、3位以下をポイント上で圧倒的に引き離しています。eMAXIS Slim 米国株式が29ポイント(1社平均9.67ポイント)、オルカンが28ポイント(同9.33ポイント)です。3位以下は大接戦です。
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ランキングの決定方法
ランキングは、定期的に月次投資信託積み立て契約件数トップ10を公表している楽天証券、SBI証券、マネックス証券の公開情報を元にウェルスアドバイザーが集計しています。各社ランキングの1位に10点、2位9点、3位8点…、10位1点とし、3社のランキング10位までのファンドの点数を出したているとのことです。満点で30点となります。いずれも、低コストインデックスファンドを多数扱っており、メーンで扱う証券会社に適切です。
上位4本がスリム
ランキングは【表】をご覧ください。シリーズ・運用会社別には、eMAXIS Slim(三菱AM)が4本、楽天AMが3本、iFree系(大和AM)が2本などです。eMAXIS Slimと楽天AMの投資信託は低コストインデックスファンドです。eMAXIS Slimが1位から4位までに入っています。S&P500指数連動が3本と多いです。中身が実質的に似通っている全米株価指数連動も含めると4本入っています。全世界株価指数連動型は2本です。オルカンと楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド(らくカン)で、いずれも「長期、分散、低コスト」に忠実な超優良投資信託です。東証株価指数(TOPIX)や日経平均インデックスファンドも入っています。日本株式インデックスファンドは1本で運用するには世界の時価総額に占める比率としても、国・地域別でも、通貨別にも極めて偏ってしまうので厳しいと思います。日本株式のアクティブファンドも複数ランクインしています。
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