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オルカン、2位間近!

投信純資産総額2024年1月 株式投資の心構え
2024年1月末時点の投信純資産総額トップ20。低コストのインデックス型7本がランクインしている(日経電子版より引用)
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 こんにちは、上場投資信託(ETF)を除く国内公募追加型株式投資信託の2024年1月末時点の純資産総額ランキングトップ20の投資信託で、低コストインデックス型は前月に続き7本がランクインしました。トップ5にも前月に続き、少額投資非課税制度(NISA)つみたて枠対象で時価総額加重平均型のS&P500指数、全米株価指数、全世界株価指数(日本含む)のいずれかに連動する4本が入りました。1位はeMAXIS Slim 米国株式で変わらず、2,090億円流入の3兆4,313億円で2位以下を圧倒的に離しています。引き続き3位はeMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)です。なんと3,439億円と急激な流入があり、2兆2,768億円でした。12月の資金流入額1,088億円の3倍を超える水準です。前月に続きeMAXIS Slim 米国株式を上回りました。1月からリニューアルされたNISAが始まったのを受けた急激な流入とみられます。純資産総額2位間近です。日経電子版が6日報じました。

1月末の投信残高、「オルカン」が2兆円突破 - 日本経済新聞
国内公募の追加型株式投資信託(上場投資信託=ETF=を除く)では、1月末の純資産総額(残高)ランキングで3位の「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」が2018年10月の設定以来、初めて2兆円を突破した。前月から4562...
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7本の優良投信

投信純資産総額2024年1月
2024年1月末時点の投信純資産総額トップ20。低コストのインデックス型7本がランクインしている(日経電子版より引用)

 詳しいランキングの内容は【表】の通りです。eMAXIS Slim 米国株式、オルカン以外の他の低コストインデックスファンドはSBI・V・S&P500インデックス・ファンド(SBIVOO)が1兆3,409億円(資金流入268億円)で4位、楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)が1兆2,968億円(同36億円)で5位を守りました。野村外国株式インデックスファンド・MSCI‐KOKUSAI(野村先進国株式DC)が17位に順位を上げ、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(ニッセイ先進国株式)が19位、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは20位をキープしました。野村先進国株式DCは確定拠出年金(DC)限定です。DC限定投資信託では低コスト、純資産総額規模、運用期間の長さを高いレベルで兼ね備えており、勤務先の企業型DCで野村先進国株式DCがあれば、それだけで幸運といえるでしょう。他の6本は、NISAのつみたて枠対象投資信託です。いずれも、NISAでつみたて枠、成長投資枠ともにこれ1本で運用していいぐらいの運用の主軸になりうる超優良投資信託です。教科書通りに厳格に言えば、世界の時価総額のカバー度合い、国・通貨建て・銘柄の分散度合、低コスト、純資産総額規模を全て欠かすことなく兼ね備えているのは、オルカンです。

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極悪非道の毎月、隔月、年4回分配型投信

 一方、純資産総額ランキングトップ20には、毎月分配型(毎月決算型)投資信託を代表とする手数料をぼったくり続けている極悪非道極まりない投資信託が悪霊のように複数残り続けています。購入するだけで1~3%程度の手数料が発生し、毎年1~2%超の信託報酬が発生し続けます。NISAつみたて枠対象の低コストインデックスファンドならば、売買手数料は無料で信託報酬は年0.1未満~年0.2%程度であるのに比べ、極めてコストが高いです。さらに、毎月分配型投資信託は複利運用の基本に真っ向から反する最低最悪な劣悪金融商品であり、投資家から手数料を巻き上げることだけを目的とした悪徳投資信託です。たとえどんな理由があろうと投資する価値は一切ありません。経費控除後の配当や利子だけでなく、分配金の原資として到底適切とは思えない値上がり益や繰越分配対象額などを平気で原資としてきます。しかも、強引に分配金を払い出すために元本から取り崩すタコ足分配が当たり前のように行われています。さらに、多くの人にとって商品の仕組みが理解しがたい金融派生商品(デリバティブ)取引を駆使したタイプが多いです。毎月分配型は新NISAの投資対象から除外されましたが、隔月分配型や年4回分配型投資信託は残念ながら成長投資枠で投資対象になっているものもあります。隔月分配型や年4回も極悪金融商品に何ら変わりません。しかも、低コストで「NISAのサテライト投資に」をうたうものさえも出てきて、あろうことか一定の人気を集めています。退職後、老後、シニア層にはニーズがある」なんていううたい文句は、売り手側が浅知恵を働かせて思いついた屁理屈に過ぎません。

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